深夜のワンルームで、生理が来ていないことに気づく
ワンルームに帰り着く時間は、毎晩だいたい23時過ぎ。コンビニで買ったレモンサワーとおにぎり2個を下げて、エレベーターを待ちながらスマホを開く。転職サイトのアプリ。今日も開いて、今日も閉じる。
電気を消してから、毎晩3分だけ泣く。理由は自分でもよくわからない。
そんな生活を続けていると、ある日、生理が来ていないことに気づく。ルナルナのアプリを開くと予定日から16日過ぎている。前回は2ヶ月以上前で、その前はさらに前。3ヶ月で2回しか来ていない計算だ。
妊娠の可能性はない。でも、怖い。——そんな状態に心当たりがあるなら、この記事はあなたのためのものだ。
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「ストレスだから仕方ない」で終わらせてきた1年間
産婦人科に行こうと思えない——それが最初の壁になる。
有給は残り少ない。平日の昼休みは打ち合わせで埋まり、土日は疲れて起き上がれない。「ストレスがたまってるだけ、そのうち来る」と思って、ルナルナの予定日をずらし続ける。
でもそれは、根本的な解決ではない。
生理周期が乱れる原因は、ストレスだけではない。正確に言うと、「ストレスが引き起こす体の反応のカスケード」が生理を乱す。原因は複数重なっていることが多い。
睡眠の質の低下。深夜1時過ぎに布団に入り、翌朝7時15分に起きる。6時間睡眠に見えるが、眠れているわけではない。電気を消してから泣いて、それが収まってからようやく眠る。実質的な睡眠時間は5時間を切る。
食事のリズムの崩れ。朝はおにぎり1個か、何も食べないか。昼は打ち合わせがあれば抜く。夜はコンビニのサラダチキンか、惣菜パン。体が必要とするカロリーも、栄養素も、まったく足りていない。
コルチゾールの慢性的な高値。これが一番厄介だ。ストレスがかかると、体は「コルチゾール」というホルモンを出す。これは本来、一時的な危機に対処するためのホルモンだ。ところが慢性的なストレス状態では、コルチゾールが常に高い状態になる。コルチゾールが高いと、女性ホルモン——エストロゲンとプロゲステロン——の分泌が抑制される。生理を起こすのは女性ホルモンだから、それが乱れれば生理も乱れる。単純に見えて、複雑な連鎖だ。
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生理前の1週間が、一番つらい
生理が来ないこと以上につらいのが「生理前の1週間」だ。
涙が止まらない。理由もなく。仕事中に突然目頭が熱くなって、トイレに駆け込んで個室で2分待って、また席に戻る。それを繰り返す。有給がどんどん減っていく。会社を休んでも何をするでもなく、ベッドで天井を見ている。
これはPMS(月経前症候群)の悪化であることが多い。
PMSとは、排卵後から生理前にかけて、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが急激に変動することで起こる身体的・精神的な症状の総称だ。泣きやすくなる、怒りっぽくなる、頭痛、腹痛、むくみ、過食——症状は人によってまったく異なる。「涙」として出る人もいる。毎晩3分の涙は、ホルモンバランスの乱れが引き金かもしれない。そう気づけると、少しだけ自分を責めるのをやめられる。
生理周期の乱れとPMSは、実は同じ根にある。ホルモン分泌のリズムが崩れると、生理が来なくなると同時に、来る前の症状も激しくなる。「生理不順」と「PMS悪化」が同時進行しているなら、体はすでに相当なSOSを出している状態だと思った方がいい。
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婦人科に行くのを「普通のこと」にするまでの心理的コスト
婦人科に行こうと決めても、ハードルは高い。
まず、どこに行けばいいかわからない。産婦人科は妊娠・出産のイメージが強くて、「生理が来ない」だけで行っていいのかという気恥ずかしさがある。料金もわからない。保険が効くのかもわからない。働きながら平日の昼に時間を作るのは無理に近い。
そこで選択肢になるのが、オンライン婦人科診療だ。スマホのアプリから予約して、自宅から画面越しに相談できる。深夜でも予約だけ入れられる。ワンルームから、パジャマ姿のままでいい。
「逃げ」のように感じるかもしれない。でも実際に話すと、医師は生活習慣について丁寧に聞いてくれる。睡眠時間、食事の内容、仕事のストレスレベル。「血液検査をした方がいい」と言われて、近くのクリニックを紹介してもらえる。
ホルモン値を調べると、プロラクチンという値がやや高い——そんなケースがある。ストレスや睡眠不足で上がりやすい数値で、これが排卵を抑制する。「診断がついた」という事実が、逆に気持ちを楽にする。原因がわかると、対処できる。
オンライン婦人科は、「生理が来ない」「周期がバラバラ」「生理前が毎月しんどい」——これだけで受診する理由として十分だ。産婦人科に行くのは妊娠中だけ、という思い込みを捨ててほしい。
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漢方という選択肢を、もっと早く知っておきたい
医師から提案されるのは、たいてい2つのアプローチだ。
一つは、ホルモン補充療法やピル。もう一つは、まず生活習慣を整えながら漢方薬を補助的に使う保守的な方法。まず穏やかな方から試したい人には後者が向く。
漢方で生理不順に使われる代表的な処方が「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」だ。血行を改善し、体を温め、ホルモンバランスを整える働きがあるとされ、冷え・むくみ・生理不順を抱える女性に長く使われてきた。冷え性が強く、むくみも気になるタイプに合いやすい。
同時に検討したいのが、命の母ホワイト。ドラッグストアで処方箋なしに買える市販の女性向け漢方薬で、当帰芍薬散と近い成分を含み、生理不順・月経痛・PMSの症状緩和を目的としている。「まず婦人科に行く前に何か試したい」という人にも手が届きやすい。処方薬と並行して3ヶ月続ける、という使い方もある。
漢方は即効性を期待するものではない。でも「続けることで体質ごと変えていく」という感覚は、合う人には本当に合う。
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睡眠を「整える」のではなく「守る」という発想
生活習慣の中で、一番変化が出やすいのは睡眠への向き合い方だ。
深夜1時過ぎに寝て7時15分に起きるサイクルを変えようとしても、仕事の量は変わらないので簡単ではない。だから「整える」ではなく「守る」という意識に切り替える。
23時30分を過ぎたら、スマホを充電器につないでベッドから手の届かない棚の上に置く。転職サイトを開かない。SNSも見ない。このルールを自分と交わす。
電気を消してから泣くのは、しばらく続くかもしれない。でも頻度は減っていく。泣く理由がホルモンバランスと睡眠不足の複合なら、その根を少しずつ断つことで、症状も薄れていく。
ルナルナのアプリでは、生理日の記録だけでなく、睡眠・体温・気分も記録できる。自分のサイクルを「見える化」すると、「生理前7日前から情緒が不安定になる」というパターンが見えてくる。わかると、少し準備ができる。事前に仕事の調整ができる。有給を戦略的に使える。記録は、自分の体を守るための情報だ。
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数ヶ月後の朝、生理が戻ってくる
3ヶ月に2回という状態から、約2ヶ月のサイクルに戻る。まだ完璧ではない。でも、体が動き始めている感覚が出てくる。
何が効いたのか、正確にはわからないことも多い。オンライン診療で原因を特定したこと、漢方薬を続けたこと、睡眠を少しだけ守れるようにしたこと、ルナルナで記録をつけ続けたこと——全部が少しずつ重なった結果だ。
体が変わると、気持ちも少しだけ変わる。電気を消してから泣く時間が、3分から1分くらいになる。
生理の乱れが治ったからといって、人生が劇的に好転するわけではない。でも、自分の体のことを「仕方ない」で諦めるのをやめることは、確かに何かを変える。
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「最近生理がおかしい」と思ったなら、それは動くタイミングだ
生理の乱れは、体からのシグナルだ。無視すれば治るものではなく、放置すれば悪化することの方が多い。
すぐに産婦人科が難しいなら、まずオンライン婦人科診療で相談することを強くすすめる。スマホ一つ、自宅から、深夜でも予約できる。「生理が来ない」「周期がバラバラ」「生理前が毎月しんどい」——これだけで受診する理由として十分だ。診察を受けることで、ストレスのせいなのか、ホルモン値の問題なのか、別の原因があるのかが初めてわかる。
並行して、ルナルナで記録をつけ始めてほしい。記録があると、医師に「3ヶ月で2回しか来ていません」と具体的に話せる。それだけで診察の質が上がる。アプリは無料で使える。まず今日、ダウンロードするだけでいい。
漢方薬を試してみるなら、命の母ホワイトはドラッグストアで手に入るので最初の一歩としてハードルが低い。継続が大事なので、「試しに1ヶ月」という気持ちで始めてみてほしい。効果を感じるには最低でも2〜3ヶ月かかると思って、焦らず続けることが大切だ。
毎晩3分泣く。生理が3ヶ月で2回しか来ない。それでも、「仕方ない」ではない。体は、ちゃんと変えられる。
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