木曜日の夜22時。食器はもう洗った。テレビは消えて、千葉の家はしんとしている。
ソファに並んで座っているのに、夫の肩とわたしの肩の間には15センチくらいの隙間がある。夫はスマホでYouTubeを見ている。わたしはアプリのカレンダーを開いて、指で日付を遡る。
最後に夫と体が触れたのは、いつだっただろう。
去年の9月だった。ハグでも、手を繋ぐでも、そういう意味での最後。1年7ヶ月。結婚6年目、32歳だったわたしが33歳になっても、その数字は更新されていない。
離婚を考えているわけじゃない。夫のことが嫌いになったわけじゃない。ただ、自分の体が女として機能しているのかどうか、わからなくなっていく感覚があった。会話はある。夕飯も一緒に食べる。でも、触れ合いがない。その「でも」が、じわじわと胸の中に積み重なっていた。
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※この記事は医学的・一般的情報を提供するものであり、診断・治療を目的としません。症状が続く場合は医師・婦人科・かかりつけ医に相談してください。
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— セックスレスとは、日本性科学会の定義によれば「特別な事情がない限り、パートナー間の性交渉が1ヶ月以上ない状態」を指す。日本においては夫婦の性生活の停滞は珍しい問題ではなく、日本家族計画協会の調査では既婚カップルの約半数が何らかの形で経験していると報告されている(2020年調査)。
「誰にも言えない」というのが、一番きつかった

友達に言えますか、と自分に問いかけてみた。
「最近ね、夫と1年以上ふれあいがないんだよね」——言える気がしなかった。千葉の友人グループは子育て中の人が多くて、話題がそもそも全然違う世界にある。パートの職場で仲良くしている人たちも同じ。「うちも産後からそうだよ」という話には絶対にならない。「え、なんで?」と聞かれたとき答えられない。理由がわからないから。
お母さんには絶対に言えない。「子どもはまだ?」って聞いてくる人に、「そもそも夫と体が触れていない」なんて言葉が出てくるはずがない。
夫に直接聞けばいいじゃないか、という声も、自分の中にはあった。でも6年一緒にいて、どう切り出すのかがわからなかった。傷つけたくない気持ちもあったし、返ってくる言葉が怖かったのもある。「そうだね、特に理由はないけど」と言われたとき、どうしたらいいかが想像できなかった。
結局、夜中の22時に、夫の隣のソファで、画面の明るさを落として検索するしかなかった。「セックスレス 相談 どこに」と打ち込んだとき、少し恥ずかしかったけど、それ以上に切実だった。
「相談」と言っても、婦人科でも離婚弁護士でもない

セックスレスの悩みをどこに相談するか、実はかなり曖昧だ。
婦人科は「身体の問題」を診てくれるところ。弁護士は「法律の問題」を扱うところ。でも「夫婦関係が停滞している、でも離婚したいわけじゃない、ただ誰かに話したい」という状態には、どちらもフィットしない。
そこで出てきた選択肢が、オンラインカウンセリングだった。
夫婦関係・性生活の停滞・パートナーとの親密さの変化を専門とするカウンセラーが在籍しているサービスは、ここ数年で急速に増えている。自宅のソファに座ったまま、テキストチャットかビデオ通話で専門家に話ができる。夫に知られることなく予約できる。深夜でもメッセージを送れる。
「千葉から都内のカウンセリングルームに通う」という選択肢は、仕事しながら現実的じゃなかった。オンラインという選択肢があることで、初めて「相談する」という行動が現実に近づいた。
わたし、おかしいのかな——と思ったとき聞いてみた
Q:セックスレスは「妻側の問題」ってことある?
A:性欲の低下は女性にも起こる。 30代以降は仕事・家事・慢性的な疲労によってホルモンバランスが乱れやすくなり、性生活への関心が落ちることが報告されている。また夫婦間の心理的な距離が広がると「触れられたくない」という感覚が生じるケースもある。これは「異常」ではなく、多くのカップルが経験する変化だ。
Q:相談すると「離婚しましょう」と言われる?
A:カウンセリングの目的は離婚を勧めることではない。 カウンセラーは現状の整理と対話の支援を行う場所だ。「どうすべきか」を決めるより先に、「自分が何を感じているか」を言語化する場として活用されることが多い。
Q:夫も一緒に受けなきゃいけない?
A:一人から始めることができる。 カップルカウンセリングは二人で受けるイメージがあるが、多くのオンラインサービスでは個人の相談も可能だ。まず自分の気持ちを整理して、必要に応じてパートナー同伴のセッションに移行する選択肢もある。
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このページで伝えたいこと: セックスレスの悩みは「婦人科でも弁護士でもない」専門カウンセリングが入口として有効なケースがある。オンラインなら匿名性が高く、自宅から予約・受講できる。夫婦関係の改善を目指す前に、まず「自分が何を感じているか」を整理するための場として使うことができる。
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夜11時、初めて予約ボタンを押した
わたしが試したのは、cotree(コトリー)というオンラインカウンセリングサービスだった。
登録はスマホから5分もかからない。カウンセラーのプロフィールを見て、夫婦関係・性生活の停滞を扱った経験がある人を選んだ。テキストプランなら月額数千円から。ビデオ通話は50分1セッションから予約できる。
夫はリビングで動画を見ていた。わたしは寝室に入って、布団の中でスマホを開いた。初回メッセージをどう書くか、10分くらい迷った。結局、こう打ち込んだ。
「結婚6年目です。夫との性生活が1年以上ありません。誰にも言えなくて、ここに来ました」
送信ボタンを押した瞬間、少し泣けた。泣く意味なんてないのに。でも、初めて「言った」という感覚があった。千葉の、持ち家の寝室の布団の中で、ずっと飲み込んでいたものを、どこかに出した感覚。
1回で変わること、変わらないこと
Q:カウンセリング1回で何か変わる?
A:1回で「問題が解決する」ことは少ない。 ただ、「自分が何を感じているかを言語化できる」ことは初回から起きる。「夫が嫌いなのか、性生活そのものが嫌なのか、触れられることが怖いのか」を区別するだけで、次に夫と話せる言葉が変わってくる。問題の整理と言葉の発見が、最初のセッションの主な価値だ。
Q:夫に内緒で受けていいの?
A:法律上も倫理上も問題はない。 カウンセリングの記録は守秘義務で保護されており、夫に通知されることはない。ただし将来的にパートナーとの関係改善を目指すなら、「どのタイミングで話すか」をカウンセラーと一緒に考えるアプローチが有効とされている。
自分の体と向き合う、もう一つの入口
カウンセリングとは別に、「自分の体そのものと向き合う」視点も、この1年7ヶ月で完全に放置していたと気づいた。
夫婦の性生活の停滞は、女性自身の身体的な変化とも関係していることがある。デリケートゾーンの乾燥や違和感、性生活への関心の低下が「身体的なサイン」として出ているケースもある、と複数の婦人科医が指摘している。これは「心の問題」ではなく、身体のケアという視点から対応できる部分もある。
👉 LCラブコスメ の公式サイト(LC ラブコスメティクス)は、フェムゾーンのセルフケアに特化したブランドで、婦人科医監修のもとに開発されたシリーズが揃っている。デリケートゾーン用の保湿ジェルやケアアイテムは、性生活の再開を目的とするものではなく、女性の身体的な快適さとウェルネスをサポートするセルフケアの一環として使えるものが多い。個人差があるが、「自分の体と友達になる」ための道具として、まず自分のためのケアから始める選択肢がある。
「夫との関係を変えたい」という前に、「自分の体と向き合う」という順番も、悪くないとわたしは思っている。
あの夜のことを、今は少し違う目で見る
1年7ヶ月という数字は、まだ変わっていない。カウンセリング1回で夫婦関係が劇的に変わったわけじゃない。
でも、変わったことがある。
「誰にも言えない」が「カウンセラーに言えた」に変わった。「自分がおかしい」と思っていたのが「これは珍しい悩みじゃない」とわかった。「夫をどうにかしなければ」が「まず自分が何を感じているかを整理する」に切り替わった。
千葉の持ち家のソファで、夫の隣で画面の明るさを落として「セックスレス 相談 どこに」と打った木曜日の夜を、今は少し違う目で見ている。あれは逃げじゃなかった。あれが、最初の一歩だった。
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もし今、「1ヶ月以上ふれあいがなくて、誰にも言えない」と感じているなら、オンラインカウンセリングは検討する価値がある。
cotree(コトリー)は、夫婦関係・性生活の停滞を専門とするカウンセラーが在籍しており、テキストプランから始められる。匿名での利用も可能で、「まず話してみるだけ」という使い方もできる。
自分の体のセルフケアを始めたいなら、👉 LCラブコスメ の公式サイトのフェムゾーンケアシリーズが日常的なウェルネスの入口として使いやすい。
どちらも「解決」ではなく「始まり」のためのツールだ。1年7ヶ月を、今夜から動かしてみる。
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参照資料