去年12月、東急線の車内でPairsのアプリを開いたまま、何も押せずにいた。
それが悔しかったというより、疲れていた。同期が婚約を発表した飲み会の帰り道。乾杯して、笑顔を作って、「本当におめでとう」を何回言ったか分からない。トイレで3分、鏡の前で深呼吸してやっと席に戻れた。世田谷の1Kの家に帰り着いたのは23時すぎで、家賃9.8万円の部屋に一人でいた。
マッチングアプリ歴1年4ヶ月。Pairsで「いいね」142件、実際に会ったのは4人、全員2回目なし。withで「相性95%」の人と恵比寿のカフェで会ったら、30分間ずっと相手の話を聞かされ続けて帰りの東急線で泣いた。Omiaiにも3ヶ月登録した。なのに母からLINEで「会社に素敵な人いないの?」と来た夜、また別のアプリを調べていた。
——マッチングアプリとは、スマホ一つで異性と出会える仕組みのことで、2026年現在、日本での婚姻の約27%がマッチングアプリを経由しているとリクルートブライダル総研「婚活実態調査2025」が示している。主要4サービスの公式累計会員数を合計すると2,000万人を超える。問題はアプリの種類ではなく、選び方と使い方にある。
「いいね」142件で4人しか会えなかった本当の理由

Pairs(ペアーズ)の公式累計会員数は2026年時点で2,000万人以上。これだけ大きいということは、「本気で交際したい人」と「暇つぶしで登録している人」が必然的に混在しているということだ。
都内IT企業のマーケ部でフルタイム勤務する27歳が夜23時にスワイプしているとき、相手の本気度はプロフィールの完成度・写真の枚数・自己紹介文の文字数でしか測れない。「いいね」は来るのに会えない——この状態の原因は2つある。
- マッチ後のメッセージで相手の本気度を見極められていない
- 自分のプロフィールが「会いたい」と思わせる水準に達していない
アプリを変えても、この2点が変わらなければ結果は変わらない。逆に言えば、この2点を修正するだけで、来月の結果は変わる可能性がある。Pairsは会員数No.1だが玉石混交。プロフィールの質と見極め眼が全てを左右する。
2026年版 マッチングアプリ4社 完全比較表

| サービス | 特徴 | 年齢層 | 公式累計会員数(2026) | おすすめ度 |
|—|—|—|—|—|
| Pairs | 会員数No.1・真剣〜カジュアル混在 | 20代〜30代 | 2,000万人以上 | ★★★★☆ |
| with | 心理テスト・コミュニティ機能 | 20代中心 | 600万人以上 | ★★★★★ |
| Omiai | 本人確認厳格・真剣婚活特化 | 25歳〜35歳 | 215万人以上 | ★★★★☆ |
| タップル | 趣味マッチ・ぼかし機能 | 20代前半 | 1,700万人以上 | ★★★☆☆ |
20代女性が真剣に出会いを求めるなら、2026年の正解はwithとOmiaiの2択から始めること。 Pairsは補助的に活用し、タップルは真剣婚活には向いていない。カジュアルな趣味繋がり目的に限定して使うか、使わないかのどちらかだ。
「相性95%」より「コミュニティ」——withの本当の使い方
withで「相性95%」の人と会って失敗したのは、withが悪かったのではない。性格診断の数字だけを見てスワイプしていたことが問題だった。
withが他のアプリと根本的に違うのは、心理学ベースの性格診断とコミュニティ機能の組み合わせにある。「読書好き」「映画好き」「ヨガ」「料理」などの共通趣味コミュニティから繋がると、最初のメッセージが「初めまして」ではなく「〇〇好きなんですね、どんな作品が好きですか?」から始まる。会話が続く理由が最初からある。
withの公式累計会員数は600万人以上。Pairsの約3分の1の規模だが、20代の真剣交際志望者の比率がPairsより高いとされている。母数より濃度が問われる段階なら、withを軸にするのは理にかなっている。
今夜のうちに心理テストを受けて、自分と相性の合う相手だけに絞り込む。
27歳がそろそろ本気になるなら——Omiaiの使い方
Omiai(オミアイ)の公式累計会員数は2026年時点で215万人以上。Pairsより小規模だが、本人確認書類の提出が徹底されており、真剣度の低いユーザーが物理的に弾かれていることが最大の特徴だ。
Omiaiの「足あと」機能は独自の強みになる。同じプロフィールに3回以上足あとをつけている人は、ほぼ確実に気になっているサインだ。Pairsよりも会うまでのプロセスが早く進む傾向がある。また「結婚を考えている」というプロフィール項目があるため、同じ温度感の相手を最初から探しやすい。
「来年こそ本命を見つけたい」と思っているなら、Omiaiを第二の軸に据えることをすすめる。
正直に書く——4アプリそれぞれの弱点
推薦するアプリの弱点を書く。知った上で使う人と知らずに使う人では、3ヶ月後の結果が変わる。
Pairs の注意点
会員数が多い分、「今度ご飯行きましょう」で止まるパターンが頻出する。返信が3日後・1週間後でも通知は来るため「積極的にきている」と錯覚しやすい。1週間返信がなければ次の相手へ移ると決めておくことが重要だ。
with の注意点
性格診断の数字に頼りすぎると本質を見逃す。数字より実際のメッセージの文章量と内容で本気度を判断する。写真が盛られているケースがあるため、会う前にビデオ通話を1回挟むことを検討するといい。
Omiai の注意点
地方在住だとマッチ数が少ない場合がある。結婚前提ユーザーが多いため「まずは友達から」的なカジュアルなスタートが取りにくく、序盤からある程度の真剣さが求められる空気感がある。
タップルのぼかし機能について
ぼかし機能は顔写真をぼかした状態でマッチングできる仕組みだが、真剣婚活層はぼかしを敬遠する傾向がある。本気の出会いを求めるならぼかしはオフにすること。タップルはカジュアルな趣味繋がり向けと位置づけて使うか、真剣婚活ならwith・Omiaiを優先する。
1年間先送りした場合の機会損失
27歳が「今は忙しいから来年から」と決めた場合、1年後は28歳だ。国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(2021年)」によると、出会いの機会数は25歳〜29歳をピークに30代前半で急落する。母数が違う。
費用でも計算できる。月額プラン(平均3,500円)× 12ヶ月 = 年間42,000円。これを「高い」と感じて2年先送りにした結果、結婚相談所(入会金15〜30万円+月会費)に頼るケースは珍しくない。今動かない1年間のコストは、時間と費用の両面で取り返しがきかない。
あなたが今日の夜に答えるべき5つの質問
「なぜ今のアプリで会えないのか?」
Pairsで「いいね」142件もらって4人しか会えなかった場合、原因の多くはプロフィールの作り込み不足か、マッチ後のメッセージでの本気度の見極め失敗だ。アプリを変えても、この2点が変わらなければ結果は変わらない。
「withかOmiaiか、どちらを選ぶか?」
20代前半〜中盤でまず感覚をつかみたいなら with、25歳以上で真剣交際・結婚前提なら Omiai。どちらも無料で始められる。1週間試してから決めるのが現実的だ。
「タップルのぼかし機能は真剣婚活で使うべきか?」
使わない方がいい。ぼかし機能は本気度の高い相手に「怪しい」と判断されるリスクがある。真剣婚活なら最初からwith・Omiaiに集中する。
「Pairs公式累計会員数2026年の数字はどう読むか?」
「累計2,000万人以上」は過去に登録した人の総数であって、現在アクティブなユーザー数ではない。月間アクティブ数はその一部だ。数字の意味を理解した上で使えば、Pairsは依然として有力な補助ツールになる。
「Omiai累計会員数2026年の実態は?」
公式発表で215万人以上。Pairsと比べると小規模だが、本人確認率が高く真剣度の高いユーザー比率がPairsより高いとされている。地方在住の場合はマッチ数が少ない可能性があるため、Pairsとの併用を検討する。
あなたが今日やること
今夜23時でも、3分あれば動ける。
1. 下のリンクからwithの公式サイトを開く
2. 無料登録(Facebookか携帯番号で30秒・匿名OK)
3. 心理テストを受けてプロフィールを設定し、最初のマッチを待つ
Omiaiも並行して確認しておく。本人確認済みの真剣婚活層との出会いを、Pairsより効率よく探せる。
このページを閉じて、また一人で東急線に乗る夜に戻るか。それとも30秒だけ動くか。失うものは何もない。得られるのは、トイレの鏡の前で深呼吸しなくてもいい未来かもしれない。
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参考情報
- リクルートブライダル総研「婚活実態調査2025」
- 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(2021年)」
- Pairs公式サイト(累計会員数2026年)
- Omiai公式サイト(累計会員数2026年)
📊 今回紹介した商品を比較