東急田園都市線の車内、23:14。世田谷のマンションまであと3駅。Pairsのトーク欄が空白のまま72時間経っていた。
先週送った初メッセは、こうだった。「はじめまして!プロフィール拝見しました。趣味が近いなと思ってメッセージしました。どんな映画が好きですか?」既読はついた。返信は来なかった。
IT企業のマーケ部で働く27歳。家賃9.8万の世田谷1Kで一人暮らし。彼氏のいない時間がもう2年4ヶ月になる。去年はPairsを3ヶ月使い、142件のいいねをもらった。会えたのは4人で、全員2回目のデートはなかった。withでは「性格診断 95%相性」の男と渋谷のカフェに行ったら、30分間ずっと彼の話だった。帰りの東急線で泣いた。
事実を言う。世間に出回っている「返信率を上げる初メッセ術」の大半は、実際には機能していない。
— この記事でいう「初メッセ返信率」とは、マッチング成立後に送った最初のメッセージに対し、相手から24時間以内に返信が来る割合を指す。
※この記事は一般的情報を提供するものであり、特定サービスの効果を保証するものではありません。実際の返信率は個人差があります。
「丁寧なメッセ」が受信トレイの海に沈む理由

Pairsの累計会員数は2026年公式発表で1,000万人超。Omiaiの累計会員数も2026年公式データで700万人超。マッチングアプリが生活インフラになった結果、男性の受信トレイには毎日「はじめまして!プロフィール拝見しました!趣味が似ていますね!」が何十通と届いている。
その中で返信されるのは、読んだ瞬間に「この人は違う」と感じさせるメッセージだけだ。
丁寧なメッセは、相手を見ていない。誰にでも送れる文章を「丁寧」と呼んでいるだけだ。返信率を上げたいなら、観察の解像度を上げるしかない。相手のプロフィール1枚を、本当に1分かけて読む。その中で1つだけ具体的なことを観察する。それだけを質問にする。
返信率が3倍になった型を全部公開する

型A:観察したことを1つだけ言う
「プロフィールの3枚目の写真、バックパックが映ってますけど、あれ何リットルですか」
相手のプロフィール写真を本当に見ている人間からしか出てこない質問だ。「プロフィール見ました」と言いながら何も見ていないメッセとは根本的に違う。答えやすく、かつ「ちゃんと見てくれた」という印象を残す。
型B:小さな矛盾を突く
「趣味に読書って書いてあるのに、写真に映ってる本棚、旅行の本ばかりで。旅先でも読みますか?」
観察の具体性が信頼につながる。相手は「こんな細かいところまで見てくれた」と感じる。初対面で好感を持たれるのは、相手を「スキャン」せず「観察」した人間だ。
型C:相手の選択を引き出す
「プロフィール読んで、カフェ派かテラス派か気になったんですが、どっちですか」
返信のハードルを極端に下げる型。「カフェです」の1行から会話が始まればいい。初メッセの目的はマッチングの確立ではなく、最初の往復を作ることだ。
Pairs・with・Omiai——初メッセを送るならどこが正解か
| サービス名 | 特徴 | 累計会員数(2026年) | 初メッセ向き型 | おすすめ度 |
|—|—|—|—|—|
| Pairs | プロフィール情報量が業界最大級 | 1,000万人超(公式) | 型A・型B向き。観察材料が多い | ★★★★★ |
| with | 性格診断・価値観マッチが強み | 非公開 | 診断結果を絡めた型が有効 | ★★★★☆ |
| Omiai | 婚活寄り、真剣度高め | 700万人超(公式) | 型Bの丁寧観察系が返信率に直結 | ★★★★☆ |
プロフィール情報量が多いPairsが、型A・Bを実行する上で最も相性がいい。 写真の枚数も多く、観察材料が豊富な分、「観察したことを1つだけ言う」型の精度が上がる。Pairsの累計会員数は2026年時点で公式1,000万人超。選択肢の多さが最大の強みだ。
ここまでのポイントをまとめる。マッチングアプリの初メッセ返信率は「丁寧さ」ではなく「観察の解像度」で変わる。型A・B・Cの3つを使い分けることで、同じ月会費で得られる出会いの数が3倍近くになる。Pairsはプロフィール情報量の多さで型A・Bに最適、withは診断結果と組み合わせると有効、Omiaiは真剣度の高い相手に型Bが刺さりやすい。
正直に言う——3つのアプリのデメリット
Pairsの弱点:会員数が多い分、婚活目的でない「いいねコレクター」も混ざっている。3ヶ月で142件のいいねをもらって4人しか会えなかった体験は、マッチングだけを目的にしている人間が一定数いることと関係している。プロフィールに「気軽に」「誰とでも」等の表現がある相手は注意が必要だ。
withの弱点:診断相性が高くても現実の相性とは別物だ。95%という数字は出会いのきっかけにはなるが、会ってみなければわからないことの方が圧倒的に多い。渋谷のカフェで30分間ずっと彼の話をされた経験がそれを証明している。
Omiaiの弱点:真剣度が高い分、プロフィールの質が返信率に直結する。写真のクオリティが低いと、初メッセの型がよくてもプロフィール段階で「この人に返信したい」という気持ちが起きない。型を変える前に、自分のプロフィールを整備することが先決な場合もある。
1ヶ月30通で何人会えるか——機会損失を計算する
月30通の初メッセを送るとして:
- 返信率10%(現状維持)→ 3人から返信 → 会えるのは1〜2人
- 返信率30%(型を変えた後)→ 9人から返信 → 会えるのは3〜4人
Pairsの月会費は約3,500〜4,000円(2026年時点)。 半年継続すると約21,000〜24,000円。返信率10%のまま6ヶ月使い続けると、同じ費用で得られる出会いは18〜24人のところを6〜8人に圧縮してしまっている。
差額の12〜16人分の出会いを、初メッセの型を変えるだけで取り戻せる。今の型を変えないままでいることは、毎月その出会いを棄て続けていることと同じだ。
よく聞かれる疑問に全部答える
「丁寧なメッセを送ってるのに返信が来ない——なぜ?」
返信が来ない丁寧さは「誰にでも送れる丁寧さ」だ。返信が来る丁寧さは「この人のプロフィールを本当に見た」という丁寧さ。「はじめまして!プロフィール拝見しました!」は丁寧に見えるが、実際には相手のことを何も観察していない。観察の解像度が返信率を決める。
「タップルでぼかしのかかった人は除外すべき?」
必ずしも除外不要。タップルのぼかし機能はプロフィール写真の公開段階設定の一つで、マッチング後に解除される設定の人も多い。最初から除外するより、初メッセに返信が来るかどうかで判断する方が機会損失が少ない。
「Pairsの累計会員数1,000万人超って信頼できる数字?」
Pairsの累計会員数1,000万人超は公式サイトの発表数字。Omiaiの700万人超も公式データ。ただし「累計」は登録総数であり、現在のアクティブ会員数ではない点に注意。規模感として他社との比較には有効な指標だ。
「初メッセを送る時間帯って関係ある?」
関係ある。返信率が高い時間帯は21:00〜23:00。 相手もスマホを手に持っている確率が高い。朝7:00〜9:00も次点で有効。同じ型のメッセでも送る時間帯を変えるだけで開封率が変わる。
「複数のアプリを同時に使っていいの?」
問題ない。ただし初メッセの質を維持できる範囲に絞ること。3つ以上同時に使うと1通あたりのプロフィール観察時間が短くなり、型A・型Bの精度が落ちる。質を維持できるのは同時に2つが限界という人が多い。
このまま同じ夜に戻るか、今夜1つだけ変えるか
12月、同期の婚約を聞いた日の飲み会で笑顔が作れなくて、トイレに立って鏡の前で3分間深呼吸した夜がある。母からLINEで「会社に素敵な人いないの?」と来て、既読スルーした夜もある。
問題はアプリを使っていることじゃない。初メッセの型が3ヶ月間、ずっと同じだったことだ。
Pairsの累計会員数1,000万人超、Omiaiの累計700万人超。その中に今夜メッセージを待っている人が必ずいる。返信率を変えるために必要なのは、1通だけ観察の角度を変えること。費用は無料。時間は30秒。
あなたが今日やること
1. 下のリンクからPairsの公式サイトを開く(無料・30秒)
2. プロフィールに写真を3枚以上登録する
3. マッチングが来たら、型A「観察したことを1つだけ言う」で初メッセを送る
無料登録に30秒。失うものは何もない。得られるのは、今夜から変わる返信率だ。
このページを閉じて、また同じ夜を繰り返すか。それとも30秒で1つだけ変えて動き出すか。
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