夜11時24分、三軒茶屋駅のホームで、わたしはwithのチャット画面を閉じた。「返信は明日の昼にしよう。すぐ返したら必死に見える」。
それが駆け引きというものだと、2年間信じてきた。
— 恋愛における「駆け引き」とは、感情や行動を戦略的にコントロールして相手の気持ちを引き出すテクニックの総称。「返信を遅らせる」「好き避け」「焦らし」が代表的な手法として語られる。
だが、結論から先に言う。駆け引き2年間で、わたしは0人に選ばれなかった。
27歳・世田谷・家賃9.8万の現実

IT企業のマーケ部。月9.8万の1Kに一人暮らし。彼氏いない歴は今日で2年4ヶ月になった。
Pairsで「いいね」を142件もらった。3ヶ月で実際に会ったのは4人。全員、2回目はなかった。withで「相性95%」の人とカフェで会った日、帰りの東急田園都市線の中で泣いた。泣いたのは彼のせいじゃない。「好かれるために駆け引きをしてきた自分が、ひとりも好きにならせることができなかった」という事実が、ようやくわかったからだ。
12月に同期が婚約した飲み会の夜、わたしは笑顔が作れなかった。トイレに3分こもって、鏡の前で深呼吸した。帰り道に母からLINEが来た。「会社に素敵な人いないの?」。既読スルーした。翌朝のコーヒーを淹れながら「今年こそ変える」と思った。ただし、何を変えるべきかはまだわかっていなかった。
「返信3時間後」という2年間の呪い

恋愛コラム、YouTube、Xのおすすめ投稿。「恋愛の駆け引きのコツ」として語られることは、だいたい同じだ。
- 返信は少し遅らせる(2〜3時間が黄金時間)
- デートの誘いはすぐ承諾しない
- 好きな気持ちを出しすぎない
- 既読スルーで焦らせる
2年間、これを実践した。結果は書いた通りだ。
問題は「テクニック自体が間違っている」わけではない。問題は、テクニックを先に学んで、相手を選ぶ判断力を後回しにしたことだ。
駆け引きは「気になる相手に自分の価値を伝えるツール」のはずだった。でもいつのまにか「すべての相手に一律で使う機械的な操作」になっていた。そして、わたしが3時間後に返信している間に、相手は次の女性と話を進めていた。
2026年のマッチングアプリ市場では、駆け引きより「相手の見極め力」が勝率を決める。 国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査(2021年)」によると、交際相手との出会いのきっかけとして「マッチングアプリ・SNS」が占める割合は約17.3%で、10年前の約4%から急増している。選択肢が増えた市場では、不明確なシグナルを出し続ける女性より、「この人と会いたい」と明確に示す女性のほうが先に動く。これが、わたしが2年間気づかなかったことだった。
「写真を載せたくない」「ぼかしたい」という本音
Pairsで「女性 写真 載せたくない」という検索が増えている。タップルでも「ぼかし」機能の使い方を調べる女性は多い。顔出しへの抵抗感は自然だし、安全意識として正しい判断でもある。
結論:タップルのぼかし機能か、Pairsの限定公開機能を使えばいい。
タップルには「ぼかし」機能がある。マッチングが成立するまで顔が見えない設定にできるため、顔出し不要で出会いを探せる。Pairsも同様に、特定の条件を満たした相手にだけ写真を公開する限定公開機能を持つ。
重要なのは、写真がない・ぼかしている状態でも、プロフィール文が具体的で誠実なら「真剣度が高い」と判断されるという点だ。むしろ「顔出しなし+内容の濃いプロフィール」の組み合わせは、本気で交際を考えている人を引き寄せやすい。
| サービス名 | 特徴 | 主な年齢層 | 写真ぼかし・非公開 | おすすめ度 |
|———–|——|———-|—————–|———-|
| タップル | スワイプ式・気軽なマッチング | 20代中心 | ぼかし機能あり ◎ | ★★★★☆ |
| Pairs | 会員数No.1・検索機能豊富 | 20〜35歳 | 限定公開あり ◎ | ★★★★★ |
| with | 性格診断でマッチング精度高 | 20〜30代 | 写真任意 △ | ★★★★☆ |
| Omiai | 真剣婚活層が厚い | 25〜35歳 | 非公開機能なし | ★★★★☆ |
写真を載せることに抵抗があるなら、まずタップルかPairsから始めるのが現実的だ。
駆け引きをやめた3ヶ月で起きたこと
性格診断の結果を読み込んでから送る初回メッセージを変えた。「お仕事は何ですか?」から「プロフィールに書いてた〇〇、わたしも同じで気になってました」に変えただけで、返信の質が変わった。マッチングしてから実際に会う確率が上がった。
「2時間後に返信する」という作業がなくなった分、相手の言葉を読む時間が増えた。「この人と合うかどうか」を先に判断できるようになった。駆け引きをやめてから2ヶ月後、3年ぶりに「また会いたい」と思える人に出会った。
体験談はあくまで個人の経験であり、効果を保証するものではない。
Q&A:駆け引きをやめたら、本当に何が変わるか
好きな気持ちを先に見せると、軽く見られる?
軽く見られるのは「積極性」のせいではなく「相手の選び方」のせいだ。
2026年のマッチングアプリでは、月に数百件のスワイプをこなす男性も珍しくない。そんな状況で「焦らし」を使っても、相手の記憶に残りにくい。逆に「会って話したい」という明確なシグナルを出すと、会話が続きやすくなる。積極性で「軽い」と感じる男性は、本気で選ぶべき相手として向いていない可能性が高い。最初から合わない相手を早期に弾けるという意味でも、先手を打つことには実用的な価値がある。
会った後、連絡が続かないのはなぜ?
会う前の期待値の設定ミスが原因だ。
チャットで盛り上がっても「会ったら思っていた人と違った」となるのは、会う前の会話が表面的すぎたサインだ。withの性格診断やOmiaiのプロフィール詳細機能を使って、「仕事とプライベートの切り分け方」「休日の過ごし方の優先順位」を事前に確認しておくと、会ってからの落差が減る。
アプリを3社以上使い続けるべき?
3社以上を同時に使うより、1〜2社に絞って質を上げるほうが結果は出やすい。
withとPairsを組み合わせる場合、withを「性格診断ベースの本命探し」、Pairsを「会員数の多さを活かした量的アプローチ」と役割分担すると運用しやすい。アプリを増やしても管理しきれなければ意味がない。真剣婚活層に絞りたい場合は、OmiaiやOmiai単独への移行も検討する価値がある。
正直に書く:先手恋愛のデメリット
逆張り記事なので、公平に書く。
先手を打ちすぎると、受け身な男性には「重い」と感じられることがある。 特に「誘われ待ち」が習慣化している男性は、積極的な女性に戸惑うケースがある。実用的な対処は「2回続けて自分から誘ったら、次は相手の出方を待つ」こと。これは駆け引きではなく、相手の本気度を測る指標だ。
Pairsは会員数が多い分、本気度の低い男性も混在する。 マッチングしても会う話が一向に進まない場合は、プロフィールの「結婚願望」欄を具体的に記載するか、Omiaiのような婚活寄りのプラットフォームに移動するのが現実的だ。
タップルは20代中心のユーザー層が厚く、27歳以降は選択肢がやや絞られる場面がある。 自分の年齢層に合ったプラットフォームを選ぶことが、時間の無駄を減らす最初のステップだ。
28ヶ月で84,000円の機会損失を計算した
数字で見てみる。
マッチングアプリの月額費用:約3,000円 × 28ヶ月(2年4ヶ月)= 84,000円
実際に会った人数:4人
2回目になった人数:0人
1人と会うためにかかったコスト:21,000円
お金より重いのは時間だ。28ヶ月は取り返せない。
withで性格診断を活用して会う前のすり合わせを増やす、Pairsの限定公開で質の高いマッチングに絞る、こういった小さな変化で、同じ時間に会える人数と質は変わる可能性がある。「また今度に登録しよう」と思って先延ばしにした1ヶ月も、取り返せない。27歳の今月と、30歳の同じ月とでは、マッチングアプリのアクティブユーザー統計における出会いの密度が変わる。
あなたが今日やること
このページを閉じて、また一人の夜に戻るか。それとも今夜30秒で一歩踏み出すか。
駆け引きをやめた瞬間、「誰かに選ばれるゲーム」から降りられた気がした。「わたしを選ぶ人を、わたしが選ぶ」という順序に変わった。
今日やること、3つだけだ。
1. 下のリンクからwithの公式サイトを開く(無料・30秒)
2. 性格診断を受けて「本当に合う相手」の条件を言語化する
3. プロフィールに「この人と話したい」が伝わる文章を1行だけ追加する
無料登録に30秒。失うものは何もない。得られるのは、はじめて「自分で選ぶ恋愛」の入口だ。
—
参考資料
- 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(2021年)」
📊 今回紹介した商品を比較