「顔写真、載せたくない」27歳が3ヶ月でデートを引き寄せた、Pairsでの全戦略

「顔写真、載せたくない」27歳が3ヶ月でデートを引き寄せた、Pairsでの全戦略 マッチングアプリ
Image: Unknown via rawpixel

午後11時17分、世田谷のワンルームのベッドに寝転んで、Pairsのプロフィール登録画面をまた途中で閉じた。

2年4ヶ月。彼氏のいない時間がそれだけ経って、去年だけでアプリを3つ試して、全部うまくいかなかった。Tinder的なノリじゃないものを、と思ってPairsを入れた。Omiaiも入れた。withも入れた。3つとも同じところで止まった。

顔写真を載せる勇気が、どうしても出なかった。

ITの会社でマーケティングをやっていると、「情報は拡散する」という事実が怖いほど身に染みている。SNSの運用を業務でやっているから知っている。写真は消えない。スクショされたら終わり。友達の友達が見るかもしれない。職場の人に見られたら。

そういう問題じゃない、と言われるのはわかってる。でも怖かった。

この記事は、その感覚を持っている人に向けて書いている。「顔写真なんて関係ない、内面で勝負」という綺麗ごとは言わない。顔写真が重要なのは本当だ。でも「載せたくない」という気持ちは正当で、その中でできる工夫は確かにある。

「写真で8割決まる」は、半分だけ本当

マッチングアプリの業界でよく言われることがある。「写真で8割決まる」というものだ。数字として、これはだいたい正しい。最初の印象を左右するのはビジュアルで、スワイプ系アプリはとくにそうだ。

でも、見落とされていることがある。

「ライク数を最大化したい人」と「ちゃんと会える人を1人見つけたい人」は、全く別の戦略が必要だということだ。

顔写真を全面に出してライクをたくさんもらい、そこからフィルタリングするのが前者の戦略だ。でも、顔写真を載せたくない女性が本当に欲しいのは、ライク数じゃない。「きちんと話せる人と、実際に会う」という体験だ。

その場合、顔写真の露出を最小化しながら「会いたい人にだけ届く」プロフィールを作ることは、十分に可能だ。

顔を映さないプロフィール写真、4つの現実的な選択肢

顔を出したくない、でも「誠実な人」という印象は伝えたい。その矛盾を両立する写真のパターンがいくつかある。

後ろ姿 × 場所のある写真
カフェや公園の後ろ姿は、生活感と人格が伝わる。「ここに行くような人なんだ」という情報が入る。重要なのは、ただの後ろ姿じゃなくて「場所に意味がある後ろ姿」にすること。世田谷の等々力渓谷をひとりで歩いている後ろ姿は、スタバのカウンターで作業している後ろ姿より、会話のきっかけになる。

趣味の「モノ」写真
手元だけでもいい。読んでいる本、作ったごはん、週末に行ったギャラリーのチケット。「この人どんな生活してるんだろう」という興味を引ける。顔より、生活が見える写真の方が深い印象を残すことがある。

横顔・目線なし
真正面のアップじゃなくても、横顔や少し下を向いた写真なら「存在する人間として伝わる」最低ラインはクリアできる。顔の全情報を出さなくても、輪郭と雰囲気は伝わる。

スマホのポートレートモードで背景だけぼかす
顔に強いフィルターをかけすぎると詐欺写真感が出て逆効果だが、背景だけ柔らかくぼかす加工は「写真に気を遣う人」という印象を与える。iPhoneのポートレートモード一発で、プロフィール写真の雰囲気は変わる。

やってはいけない「気持ちわかりますよ写真」の罠

顔を出したくなくて、無意識にやってしまうのが、風景写真だけ・花の写真だけにしてしまうパターンだ。

正直に言う。ほぼ機能しない。

風景写真や花の写真だけのプロフィールは、「このアプリを使うのが怖いんだな」という信号になってしまう。それは間違ってない。でも、それだけが伝わると、マッチングが起きにくくなる。「怖い」と「真剣に出会いを探している」は全然違うのに、後者が伝わらない。

大事なのは、写真を完璧にすることじゃなくて、「この人と話してみたい」という欲求が相手側に起きるかどうかだ。

顔を出さない場合、その欲求を補うのは自己紹介文のクオリティと、写真から感じられる「生活の具体性」だ。綺麗な風景より、生活の断片。それが正直なところだ。

withを最初に入れるべき、明確な理由

顔写真に自信がない状態でアプリを始めるなら、with を最初に入れることを強くすすめる。

withの核心は、性格診断と相性スコアだ。MBTIに近い形で自分の性格タイプが診断されて、相手との相性が数値で可視化される。これが何を意味するかというと、写真より前に「この人と話が合いそう」という接点が生まれるということだ。

顔写真が弱くても、相性スコアが高ければ「ちょっと話してみようかな」という動機が相手側に生まれる。これは他のアプリにはない設計で、写真に自信がない段階のファーストステップとして機能する。写真ではなく「性格の一致」を先に提示できるのが、withが持つ構造的な強みだ。

会員数はPairsほど多くないが、「性格で相手を選びたい」ユーザーが集まる傾向があるため、会話の質が高くなりやすい。雑なライクより、ちゃんとした会話が欲しい人には、withの設計は合っている。

Pairsで「顔写真あり勢」と互角に戦う方法

最終的にPairsを外すことはできない。国内最大規模の会員数が武器で、選択肢の絶対数が違う。真剣に出会いを探すなら、Pairsにいないわけにはいかない。

Pairsで顔写真の露出を最小化しながら機能するための、具体的な打ち手がある。

コミュニティ機能を使う
Pairsには趣味・価値観のコミュニティがあり、「おひとり様ランチ好き」「読書記録」「北欧インテリア好き」など細かいカテゴリに参加できる。コミュニティ内でいいねを送ると、「写真を見る前に趣味が一致している人」という前提でやり取りが始まる。写真より先に「共通点」が立つ設計だ。

自己紹介文に800字使い切る
Pairsの自己紹介文は800字まで書ける。書いている人のほとんどは200字前後で終わらせる。そこに差が生まれる。具体的に書けば書くほど「この人ちゃんとしてる」という判断材料が増える。「週末は下高井戸の昭和レトロな喫茶店か、等々力渓谷で1時間ぼーっとすることが多い」という一文が、顔写真ゼロ枚の人に現実感を与える。属性より、生活の具体性だ。

先にいいねを送る
女性が先にいいねを送ると、相手は「この人、自分に興味がある」として確認しに来る。その時点でプロフィール全体を読んでもらえる確率が上がる。顔写真一点突破じゃなくて、文章全体で評価してもらえるタイミングを作れる。これは顔写真に自信がない人間にとって、最も使えるPairsの戦略だ。

12月の飲み会の帰り道、ファミマで買ったもの

去年の12月、職場の同期が婚約した。飲み会で「おめでとう」と言いながら、帰り道のファミマでサラダチキンと缶チューハイを買って、世田谷のワンルームに帰った夜がある。

家賃9.8万のワンルームの壁に向かって、少しだけ泣いた。少しだけ。

翌朝、withをインストールした。顔写真は等々力渓谷で撮った後ろ姿の一枚だけにして、自己紹介文に650字書いた。仕事のこと、週末に作るごはんのこと、最近ハマっている小説のこと。怖かったけど、送信ボタンを押した。

最初の1週間でマッチングが3件あった。そのうち1人とは3回会って、今も続いている。

顔写真が「完璧じゃないとダメ」という思い込みは、ただの思い込みだ。

もし今、プロフィール登録の画面を途中で閉じてしまっているなら、まずwithの性格診断だけ受けてみてほしい。自分のタイプが出るだけで、「私はこういう人間だ」という手がかりが生まれる。それだけでも、次のステップに進みやすくなる。

Pairsは少し慣れてからでも遅くない。国内最大の選択肢は、準備ができてから使い倒せばいい。怖いまま動くか、怖いまま止まるか。その差だけが、2年4ヶ月を変える。

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