あの12月の鳥貴族のこと
23時15分、渋谷の鳥貴族。同期の佐々木が左手を差し出してきた瞬間、私は「おめでとう!」と叫んでグラスを掲げながら、テーブルの下でスマホを握りしめていた。
27歳、IT企業のマーケ部、世田谷の1K家賃9.8万円、彼氏いない歴2年4ヶ月。去年1年間でマッチングアプリを3つ試して、全部うまくいかなかった。帰りの東急田園都市線、三軒茶屋を過ぎたあたりで私はまたスマホを開いていた。検索窓に「Pairs with どっち 女性」と打ちながら、もう何回この検索をしたか数える気もなかった。
これは、その夜から約3ヶ月後の私が書く話だ。結論から言う。Pairsで3ヶ月間、一度も会えなかった私が、withに変えて2週間で初デートを実現した。 その理由と、2026年時点でのリアルな違いを、ランキングでも広告でもなく、自分の経験として書く。
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Pairsで3ヶ月、私に起きたこと
去年の2月、最初に登録したのはPairsだった。会員数は1,500万人を超えていて、テレビCMで何十回も見ていたし、「とりあえずここ」という空気が漂っていた。女性は基本無料で始められるのも背中を押した。
最初の1ヶ月、ひたすら「いいね」を送り続けた。マッチングは週に3〜4件。でも会話が続かない。「お仕事は何をされてますか?」「IT系の会社でマーケティングをしています」「すごいですね!どんな仕事内容ですか?」——この交換を5往復くらいしたあたりで、相手からの返信がぱたりと止まる。毎回同じパターンだった。
2ヶ月目からプロフィールを書き直した。写真を変えた。コミュニティ機能(「料理好き」「映画好き」などのグループ)を使って共通点のある相手に絞ってアプローチした。会話の糸口も工夫した。それでも、3ヶ月間で実際に会えた人数は、ゼロだった。
毎晩21時すぎに三軒茶屋の駅を出て、ファミマでサラダチキンと缶チューハイ(ほろよいの白いサワー、117円)を買って帰る。1Kの部屋でトレーナーに着替えて、スマホを開く。また返信がない。また新規マッチが来ない。気がつくと深夜1時で、Netflixが「まだ見てますか?」と聞いてくる。
あの3ヶ月で払ったのはお金ではなかった(女性は無料だから)。払ったのは、夜の時間と、少しずつ削られていく自己効力感だった。
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「性格診断」が私に刺さった夜
Pairsを退会して2週間後、withに登録した。きっかけは、職場の後輩が「withって性格で相性見てくれるんですよ」とさらっと言ったこと。別に期待もしていなかったけど、他に試すことも思いつかなかった。
withに登録すると、まず性格診断を受ける。心理学的なタイプ分析をベースにした設問で、自分がどういう思考パターンや行動傾向を持っているかを診断してくれる。私の結果は「外向的で感情重視、でも計画性は高め」というタイプだった。
「どうせ占いみたいなもの」と思っていた。でも実際に相手とメッセージを交換してみると、会話の入り口がまるで違った。共通の「タイプ」という話題があるから、最初のメッセージから価値観の話になる。「ENFJとINTPって理論上は相性いいらしいけど、実際どうですか?」なんて聞かれた日には、そこから自分の仕事スタイルの話になって、気がつくと1時間返信し合っていた。
Pairsでの3ヶ月、一度もそういう会話が生まれなかった。
withを始めて4日目にLINEを交換した相手が、2週間後に私の初デートの相手になった。新宿の小さなイタリアンで、2時間半話した。「合う」かどうかはまだわからないけど、「会ってよかった」と思えたのは、マッチングアプリ歴の中で初めてだった。
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PairsとwithのリアルなDiff、2026年版
「どちらが良いか」という二択で考えると、間違えやすい。正確には「誰に何が向いているか」の問題だ。
Pairsの本当の強みは、母数と真剣度の掛け算にある。会員数が多いということは、エリア・年齢・職業・年収のフィルターをかけても、候補が残るということだ。「30代前半、都内勤務、年収500万以上」という条件で探しても、それなりの数が出てくる。また、Pairsのユーザー層は「いつかは結婚」という意識が比較的高い。真剣交際・結婚を視野に入れた相手を探したいなら、母数の多さは正義だ。コミュニティ機能で趣味や価値観が近いグループに入って、同じグループ内の人にアプローチする方法も、Pairsならではのアプローチとして有効だ。
withの本当の強みは、「出会いの質の設計」にある。性格診断というフィルターを共有した状態でマッチングするから、最初のメッセージから「どういう人か」の話ができる。プロフィールの写真と職業だけで判断される消耗感が、格段に薄れる。年齢層はPairsよりやや若め(20代前半〜30代前半が中心)で、「まず出会いを広げたい」層から「真剣に探している」層まで混在している。2026年現在、有料会員の真剣度は上がっている印象で、「withはカジュアルすぎる」という数年前の評判はやや古い。
まとめると:
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「婚活向き」という言葉の罠
ネットの比較記事には「婚活ならPairs一択」「withはマッチングアプリ初心者向け」という論調が多い。それ自体は嘘ではないけど、2026年時点では少し解像度が低い。
婚活を「真剣に交際相手を探すこと」と定義するなら、withでもPairsでも、ちゃんと機能する。問題は、どちらのアプリを使うかではなく、自分がどういう状態で使うかだ。
私がPairsで3ヶ月失敗したのは、アプリのせいじゃなかった。プロフィールで「なんでも合わせます系の優しいOL」を演じていたからだ。本当の自分の面白みを消した文章で、面白い相手が来るわけがない。「趣味は料理と映画です」「休日はカフェ巡りをしています」——どこにでもいる誰かのプロフィールに、特別な誰かは反応しない。
withに変えた後、性格診断の結果を使って自己開示するプロフィールに書き直した。「計画的な外向型のくせに、仕事の数字管理が得意すぎて同僚に怖がられてます」と書いたら、初めて「この人と話したい」と感じられるマッチが来るようになった。
アプリが変わったんじゃなくて、私の見せ方が変わったんだ。ただ、withの性格診断という構造が、その変え方を教えてくれた。
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ファミマの117円より高い、3ヶ月の値段
マッチングアプリのコストを「月額料金」だけで計算する人が多いけど、それは間違いだと思う。
本当のコストは、「成果ゼロのまま何ヶ月過ごすか」だ。
Pairsは女性無料で使えるから、金銭的な損失はなかった。でも3ヶ月という時間を、毎晩21時すぎに帰ってきてサラダチキンをかじりながらスマホを眺める夜に使った。1日1時間としても、90時間。世田谷の1Kで缶チューハイを飲みながら、返信を待ち続けた90時間。
「もう少し続けたら変わるかも」という思考で同じアプリを使い続けることが、一番時間を食う。うまくいかない理由が自分の使い方にあるなら改善すればいい。でも、アプリの構造と自分の相性が根本的に合っていないなら、早めに変えるべきだ。
withに変えて最初の2週間は、Pairsの3ヶ月より明らかに密度が高かった。その差は、私にとって答えだった。
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世田谷の1Kで出した、私の結論
2026年の今、Pairsとwithはどちらも「ちゃんと使えば出会えるアプリ」だ。どちらかが圧倒的に優れているわけじゃない。ただ、向いている人の輪郭は確かに違う。
プロフィール文を書くのが苦手で、「どんな人が自分に合うか」をまだ言語化できていない人は、withから始めた方がいい。 性格診断が「自分はこういう人間だ」という整理を手伝ってくれる。その結果をネタに会話が始まるから、「最初のメッセージで何を書けばいいかわからない」という壁が低くなる。会員数はPairsより少ないが、性格の相性が近い相手と出会いやすい設計になっているぶん、会話が続きやすい。
条件面も含めてちゃんと相手を選びたい、プロフィールには自信がある、という人は、Pairsの会員数と検索の細かさが武器になる。 年収・職業・居住地を組み合わせて絞り込んで、その中からコミュニティで絞る。母数が多いぶん、希望に近い相手に出会える確率は確実に上がる。
私は今、withで出会った人と3回目のデートに行った後、Pairsも並行して再登録している。理由は単純で、「両方使った方が選択肢が増えるから」だ。どちらが正解かじゃなく、どちらも道具として使えばいい。
12月の鳥貴族の帰り道に三軒茶屋で開いた検索ボックスに、今ならこう打ち込む。「with 登録 無料」。Pairsは会員数No.1の安心感がある。withは性格診断で出会いの質が変わる。どちらも今夜から試せる。
迷って何ヶ月も過ごすより、今週1つ試す方が、来年の12月が少し違う夜になるかもしれない。
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