午後9時47分、東急田園都市線の中で泣いた。
withで「相性95%」と出た人と渋谷のカフェで会って、帰りの電車だった。彼は30分間、自分の転職活動の話をし続けた。何社に断られたか。年収をどう上げるか。私が「大変でしたね」と言うたびに、うなずいてまた話した。
席を立つ時、彼は「また会いましょう」と言った。帰り道、なんで泣いているんだろうと思った。悲しいとか、怒っているとか、そういう感情じゃなかった。ただ、疲れた。
今年で27歳。世田谷の1Kに一人で住んで、家賃9万8千円。マッチングアプリを3つ試した。Pairsで142件のいいねをもらって、実際に会ったのは4人。全員、2回目はなかった。
— マッチングアプリでの失敗とは、多くの場合「アプリの選び方」ではなく、「相手の本気度の見極め方」の問題だ。 いいねの数とマッチング数は、会話の質や相性を一切担保しない。
そのことに気づくのに、私は1年かかった。
Pairs142いいね、会えたのは4人だけだった

Pairsに登録したのは2年4ヶ月前の1月だった。当時は「会員数が多いアプリなら、いい人がいるはず」と思っていた。
3ヶ月で142件のいいねが来た。数字だけ見れば悪くない。でも実際にメッセージが続いたのは12人で、実際に会ったのは4人だった。
4人とも、会う前の印象と全然違った。プロフィールに「アクティブ派」と書いていた人は、土日は基本家でゲームだと言った。「料理が好き」と書いていた人は「インスタント麺ならよく作ります」と笑っていた。誰も悪い人じゃなかった。でも全員と2回目の約束をする気にはなれなかった。
Pairsの会員数は国内最大級で2,000万人以上(2026年時点)。 選択肢が多い分、本気度にばらつきが出やすい。これはPairsの欠点というより、大規模マッチングサービスの構造的な特性だ。「会員数が多い=良い出会いが増える」という等式は成立しない。
「相性95%」の人に会ってわかったこと

withの性格診断で「相性95%」と出た時、正直、少し信じた。心理学的アプローチで診断精度が高いと、今でも思っている。
でも会ってみてわかった。診断は「価値観の近さ」を測れる。でも「会話中に相手のことを気にかけるか」は測れない。
相手が自分の話をどのくらいするか。質問をどの深さでしてくれるか。この2点は直接会わないとわからない。
withの診断結果は「この人と会う価値があるかどうか」を判断するための入口として使うのが正解だ。「診断高スコア=デートが楽しい」という等式もまた、成立しない。
3つのアプリ、1年使って比較した正直な結論
| サービス名 | 特徴 | メインの年齢層 | おすすめ度 |
|———–|——|————–|———-|
| Pairs | 国内最大規模・選択肢の多さ | 20代〜30代前半 | ★★★★☆ |
| with | 性格診断マッチング・相性重視 | 20代中心 | ★★★★☆ |
| Omiai | 本人確認必須・真剣度の高い層 | 25〜35歳 | ★★★★★ |
Pairsは「とにかく選択肢を増やしたい」人向け。withは「相性の入口として診断を活用したい」人向け。結婚を本気で考えているなら、Omiaiが今の自分に最も合っていると結論づけた。
Omiaiは登録時に本人確認が必須で、真剣度の低い人が少ない。年収・学歴・居住エリアなど細かいフィルターも設定できる。「いいねは来るのに全然進まない」という状況を変えたい人には特に有効だ。
マッチングアプリで消耗する本当の理由
ここで一度、冷静な話をしたい。マッチングアプリには明確なデメリットがある。使う前に知っておいた方がいい。
写真と実物の乖離は2026年でも普通に起きる。 私が会った4人のうち3人は、プロフィール写真より老けていた。加工アプリを使われると事前の判断が難しい。
本気度と課金額は比例しない。 Pairsは男性が月額課金制だが、課金しながら大量にいいねを送り続けているだけの人も少なくない。
精神的コストが積み重なる。 142件のいいねを処理して、12人とメッセージして、4人に会って、全員2回目なし——というサイクルが続くと、出会いへの意欲そのものが落ちていく。私がそうだった。
デメリットを知った上で使うこと、そして「消耗しないための基準」を先に決めておくことが、アプリで疲弊しないための唯一の方法だ。
1年間で失った時間を計算した
マッチングアプリに費やした時間を計算したことがある。
- メッセージのやり取り:1人あたり平均8日間、1日10〜15分
- 会う前の準備(服装選び・場所調べ・メイク):1回あたり約90分
- 実際のデート:平均2時間
- デート後の落ち込み:翌日まで続くことも
4人と会って、合計で40時間以上を使っていた。
月2,000円のアプリ料金×12ヶ月=24,000円。 でも金額より時間の損失の方が重かった。40時間あれば、本を20冊読める。英会話学習なら初級を終えられる。
「何もしないこと」はゼロコストに見えて、実際には時間を毎月消費し続けている。来月も同じアプリを開いて同じように消耗する夜を過ごすなら、今日違うアプローチを試した方がいい。
1ヶ月行動を後回しにするごとに、出会いの可能性は少しずつ狭まる。20代後半の今、行動コストは最も低い時期だ。
失敗が続く人へのQ&A(私が1年前に知りたかったこと)
Q. いいねが多いのに実際に会えないのはなぜ?
いいねは「気になった」のサインであって、「会いたい」のサインではない。メッセージを送った後の反応スピードと内容の深さで、相手の本気度を確認すること。いいね数より、メッセージ往復3〜4回目で「相手が質問を返してくれるか」を見る方がずっと有効だ。
Q. 性格診断で相性が高いのになぜ続かない?
診断は「価値観の近さ」を測れるが、「会話中のコミュニケーションスタイル」は測れない。実際に会った時の聴き方・質問の仕方・表情の変化は、診断では拾えない。高スコアは「会う候補」を絞る基準として使い、最終判断はデートの最初の15分でする。
Q. アプリを複数同時に使った方がいい?
目的によって変わる。出会いの数を増やしたいならPairs+Omiai、相性重視ならwithを軸にする、真剣度を上げたいならOmiaiに絞るのが有効だ。3つ同時に使うとメッセージ管理が煩雑になり、返信の質が落ちる。
Q. 登録から何ヶ月で出会えますか?
プロフィールを丁寧に作り、週3〜5回アプリを開いてメッセージに返信し続ければ、登録から2〜4週間以内に最初のマッチングが起きることが多い。 大事なのは「登録後に放置しないこと」だ。
Q. 写真はどれだけ重要?
初回マッチング率に最も影響するのは写真だ、というのが1年使った実感だ。ただし加工しすぎると会った時の乖離が生まれる。自然光・正面・清潔感の3点を意識した写真1枚が、10枚の盛り写真より効果的だった。
12月の飲み会で、笑顔が作れなかった夜のこと
12月に同期が婚約して、飲み会があった。乾杯の時に笑顔を作れなかった。トイレで3分、鏡の前で深呼吸した。
悔しいとか羨ましいとか、そういう感情じゃなかった。ただ「自分は何をしていたんだろう」と思った。あの時の感情が一番正直だったと思う。
母からLINEで「会社に素敵な人いないの?」と来た夜も、既読スルーした。別に怒っているわけじゃなかった。ただ、何も言えなかった。
マッチングアプリの失敗を繰り返す人に共通しているのは、「失敗を恐れて行動を最小化している」ことだ。プロフィールを完璧にしようとして登録が遅れる。「もう少し使い慣れてから会おう」と思ってメッセージを続けすぎる。タイプじゃないかもと思って実際に会わない。
マッチングアプリは出会いの「ツール」であって、相性の「保証」ではない。 失敗を積み重ねることで初めて、自分に合う人の解像度が上がる。
このページを閉じて、また一人の夜に戻るか。それとも今夜、30秒だけ動くか。
あなたが今日やること
1. 下のリンクからOmiaiの公式サイトを開く(スマホで30秒)
2. 無料会員登録する(本人確認のみ・クレジットカード不要)
3. プロフィールに「自分が大事にしていること」を1行書いて、今夜5人にいいねを送る
「また今度にしよう」と思うたびに、出会えたかもしれない人は一人ずつ減っていく。今日が一番若い日だ。
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