深夜11時34分。大阪・本町のワンルームで、冷蔵庫の残り物を確認する気力もなくて、コンビニの梅おにぎり1個だけ食べて電気を消した。そうすると3分後に涙が出てくる。理由はわからない。ただ出てくる。
社会人2年目、広告代理店のアシスタント。家賃7.2万のこの部屋に越してきた去年から、このパターンを繰り返すようになったのは今年の2月からだ。特に生理前の1週間は、会議中に頭が割れるように痛くて、上司の声が遠くなる。先週は木曜日に限界がきて、有給を使った。今月で3回目。有給の残日数は、今年に入ってからすでに5日減った。
※この記事は医学的・一般的情報を提供するものであり、診断・治療を目的としません。症状が続く場合は医師・婦人科・かかりつけ医に相談してください。
生理 オンライン 相談とは——スマートフォンやPCから、産婦人科医や女性医療の専門家に生理の悩みを相談できるサービスのことだ。外来に予約を取って足を運ばなくても、月経不順・PMS(月経前症候群)・強い月経痛・ホルモン変動による精神症状などについて、診察・アドバイス・処方を受けられる仕組みが整いつつある。
婦人科って、なぜか行けなかった

平日の昼間に予約が取れない、という物理的な問題じゃない。正直に言うと、「行くほど深刻なのか」という自己判断が、ずっとできなかった。
毎月生理前になると頭が痛い。気分が落ち込む。涙が出る。でもそれって「普通の生理」じゃないの?こんな程度で病院に行っていいの?——そんな問いかけが頭の中をぐるぐるしていた。
本町の駅から徒歩2分のところに産婦人科があることは知っていた。でも「妊娠・出産の話をする場所」というイメージが抜けなくて、開けてはいけない扉に見えていた。診察室に入るシーンが想像できなかったし、何を話せばいいのかもわからなかった。
結果として、知っていてなにもしない時間が1年近く続いた。
涙の3分間に、名前がついた夜

転機は、深夜にYouTubeで流れてきた動画だった。女性産婦人科医が淡々と話していた。「PMS(月経前症候群)は、生理前3〜10日間に現れる身体的・精神的症状の総称です」と。
日本産科婦人科学会の定義によれば、PMSは月経開始3〜10日前から症状が出始め、月経開始と同時に軽減・消失するものを指す。症状は腹痛・頭痛・むくみ・乳房の張りといった身体症状から、抑うつ気分・不安・涙もろさ・集中力低下などの精神症状まで多岐にわたる。
「涙もろさ。集中力低下。」
ぴったりだった。毎晩電気を消してから3分間泣いていたあれは、気分の問題じゃなくて、ホルモン変動に伴う症状だった可能性がある。
「これは、相談していいやつだ」と、初めて思えた。
Q:「これくらいで相談していいの?」への答え
結論:生理前の症状が仕事や日常生活に支障をきたしているなら、相談の対象になる。
「有給を使うほど辛いのに病院に行かない」状態は、機会損失だ。症状の深刻さを誰かと比べる必要はない。
日本産科婦人科学会は、日常生活に支障をきたすほどのPMS症状を「PMDD(月経前不快気分障害)」として診断・治療の対象としている。PMDDは、重度の抑うつ気分・強い不安感・急激な気分の変動などを特徴とし、適切な医療的サポートによって改善が期待できると報告されている。
「生理のせいで毎月有給を使っている」という状態は、体が何かを伝えようとしているサインかもしれない。その声を聞きに行く場所が、今は家の中にある。
有給5日という、見えないキャリアコスト
今年使った有給のうち、「生理関連」で消えた分を正直に数えた。「頭痛で動けなかった日」「涙が止まらなくて起き上がれなかった日」「予期せず限界が来て急遽休んだ日」を合わせると、5日に近い。
年間換算で、20日の有給のうち4分の1が生理周辺で消える計算になる。
これはコストの話だ。時間のコスト、精神的なコスト、そしてキャリア評価に関わるコスト。「体調管理ができない人」というレッテルを自分に貼り続けること自体が、じわじわと自己評価を削る。
同期が1人辞めた。転職サイトを開いては閉じる日々。でも職場を変えても、生理は一緒についてくる。変えるべきは環境じゃなくて、生理との付き合い方かもしれない。
ここで一度、要点を整理する。生理のオンライン相談は、単なる問い合わせフォームではない。医師が症状を問診し、必要に応じて処方まで行える医療行為だ。PMSや月経痛で日常生活に支障をきたしている場合、オンライン診療は受診の選択肢として現実的かつ有効な手段になりえる。重要なのは、症状の深刻さを他者と比べることではなく、「相談していい」と自分に許可を出すことだ。
Q:オンラインで婦人科に相談できるって、本当?
本当だ。2023年の規制緩和以降、婦人科領域でも初診からオンライン診療が可能になっている(一部条件あり)。
具体的には以下のようなことができる:
対面の産婦人科と違う最大のポイントは、仕事の合間・深夜・昼休みに、スマホ1台で完結できることだ。本町の職場から帰宅して、7.2万のワンルームで電気をつけたまま相談できる。それだけで、受診のハードルが下がる。
Q:何を話せばいいかわからない
初めてのオンライン相談で最も多い不安は「何を話せばいいかわからない」だという。
準備するのは、この4つだけでいい:
1. 生理周期の大まかなパターン(だいたい何日おきに来るか)
2. 症状が出るタイミング(生理何日前から?どんな症状か)
3. 日常生活への影響(有給を使った回数、仕事を休んだ頻度など)
4. 現在服用している薬・サプリがあれば
「生理前1週間くらいから頭痛と涙が止まらなくなって、今年有給を5日使いました」——この1文だけで、十分なスタートになる。
アプリによっては問診票が事前に用意されていて、画面上の選択肢を選ぶだけで準備が完了する。「相談の仕方」を考える必要はない。
スマルナという選択肢を知ってほしい
オンライン婦人科相談のサービスとして、スマルナが信頼性・使いやすさの両面で評価されている。
医師・助産師へのチャット相談機能を持ち、生理の悩みから避妊・PMS・月経不順まで幅広く対応している。24時間いつでもチャット相談が可能な点が、「仕事終わりの深夜しか時間が取れない」という生活スタイルに向いている。
本町から帰宅して、コンビニの梅おにぎりを食べながらでもいい。電気を消す前の5分でもいい。「これって相談していいですか」という1文を送るだけで始められる。
医師への本格的なオンライン診療が必要になった場合も、スマルナを通じて接続できる流れが整っており、チャット相談から診療予約まで一気通貫で使える点が強みだ。「まず話を聞いてもらう」という最初の一歩のハードルが、他のサービスより低い。
Q:漢方やサプリとの組み合わせはどうすれば?
オンライン相談の後、「まず漢方で様子を見ましょう」と提案されるケースは少なくない。
PMSに対してよく使われる漢方薬には当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸の3処方がある。これらは月経に関連した精神症状・身体症状のサポートに用いられてきた薬方で、婦人科の医師が処方することもある。体質や症状によって合う処方が異なるため、自己判断での服用は避け、相談の上で選ぶのが望ましい。
食事・サプリメントの観点では、ビタミンB6・マグネシウム・カルシウムの不足がPMS症状に関連するという報告がある(厚生労働省「統合医療情報発信サイト」参照)。ただし効果には個人差があり、サプリで症状が「治る」わけではない。あくまで生活習慣改善の一環として、医師の指導のもとで取り入れることが大切だ。
市販薬の選択肢としては命の母ホワイトが、PMS・月経不順・イライラなどの症状へのサポートを目的として設計されており、医師への相談前後の「自分でできること」として取り入れる人もいる。ただし、有給を繰り返し消化するほどの影響がある場合は、市販品だけに頼らず医師への相談を優先してほしい。
電気を消す前に、1通だけ送る
今夜も、深夜11時34分に帰ってくるかもしれない。梅おにぎりを食べて、電気を消して、3分後に涙が出るかもしれない。
でも少なくとも、その涙に「PMS」という名前がついた。「相談していい」と思えるようになった。そしてスマートフォンを開けば、今夜の11時35分から、話を聞いてくれる人がいる。
もし今年、生理関連で有給を2日以上使っているなら、スマルナでチャット相談を1回してみてほしい。診察じゃなくていい。「これって相談していいですか」という1文から始められる。
有給は、キャリアのために使うものであってほしい。毎月の生理を乗り越えるためではなく。
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参考情報: