セルフケアグッズに2万8千円費やしたわたしが、「これだけでよかった」と気づいた正直な話

セルフケアグッズに2万8千円費やしたわたしが、「これだけでよかった」と気づいた正直な話 フェムケア・骨盤底筋
Image: Authentic Stock via stocksnap

昨夜また、Amazonで「セルフケアグッズ」と検索していた。

時刻は23時17分、都内の1Kマンション。リビングというには狭い6畳のフローリングに、まだ箱から出していないシルクピローケース(4,800円)が積んである。3ヶ月前に買ったマッサージローラーは引き出しの中。去年の冬に買ったバスソルトは蓋が錆びた。ここ1年で「自分のために」買ったグッズを計算したら、ざっと2万8千円になった。

でも、わたしは全然「ケアされていない」気がする。

※この記事は医学的・一般的情報を提供するものであり、診断・治療を目的としません。症状が続く場合は医師・婦人科・かかりつけ医に相談してください。

ここでいう「セルフケアグッズ」とは、心身の疲労回復・リラクゼーション・ホルモンバランスや自律神経の調整をサポートすることを目的とした女性向けのアイテム類のこと。マッサージグッズ、アロマ、フェムケアアイテム、睡眠グッズなど幅広い領域を含む。

箱を開けていない理由

Konrad Summers from Santa Clarita (Valencia) , California, USA via wikimedia

わたしは28歳で都内の営業職、今年で3年目の彼氏がいる。

残業が平均月40時間を超えるようになって1年半。帰宅時刻は22時から23時の間。玄関で靴を脱ぐ前にスマホのロック画面を確認して、彼氏からのLINEに「おつかれ」だけ打ってそのまま充電器に置く。夕食はファミマのサラダと缶チューハイか、近くの定食屋のテイクアウト。彼氏の「今日どうだった?」に「ふつう」と答えて会話が終わる夜が増えた。

週末は朝11時まで寝て、起きたら医学系のYouTubeかフェムテック記事を読む。PubMedで「cortisol female stress」と検索して、英語を翻訳しながら読んだりもする。自律神経とホルモンバランスの仕組みを人に説明できるくらい理解している。

でも引き出しの中のマッサージローラーを取り出すことはない。

使わない理由を正直に言うと——疲れていて、グッズを使う気力がないからだ。これは完全に矛盾している。疲れているから買ったのに、疲れていて使えない。

「買う」ことがセルフケアになっている

Yoga Mom via stocksnap

これ、わたしだけじゃないと思う。

Amazonを開いてカートに入れているとき、わずかな達成感がある。「自分の体に投資している」という感覚。ポチった瞬間に少しだけ気持ちが軽くなる。でも商品が届いて箱を開けたら——次の日には仕事で疲弊していて、使う余裕がない。

「グッズを買う行為そのものが、ストレス解消の代替行動になっている」 ——そういう状態だった。

これは脳科学的にも説明できる。物を買うことで脳内のドーパミンが一時的に分泌され、「報酬」を感じる。問題は、その報酬感が実際のケアにはつながらないことだ。Atalay & Meloy(2011、*Journal of Consumer Psychology*)の研究では、衝動購買が一時的な気分調整機能を持つことが示されている。高揚が消えると、現実の疲労感がまた戻ってくる。

なぜセルフケアグッズを使い続けられないのか

自律神経の観点から言うと、慢性的なストレス状態ではコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が持続し、副交感神経が優位になる「リラックスモード」への切り替えが難しくなる。マッサージやアロマが「効かない」「面倒くさい」と感じるのは、意志が弱いからではなく、そもそも体がリラクゼーション状態に入りにくくなっているからかもしれない。

厚生労働省の「女性の健康の包括的支援に関する調査(令和5年度)」でも、20〜30代女性の6割以上が「自分のためのケアに時間を取れていない」と回答している。「時間がない」のではなく、「体が受け取れる状態にない」可能性がある。

この記事の要点を先に書いておく。セルフケアグッズは種類や価格より「日常の動線に組み込める1つ」を選ぶことが継続の鍵で、フェムゾーンの日常ケアは始めやすく効果的と言われている。「買う達成感」と「使う習慣」は別物で、後者を作ることが本質だ。

2万8千円かけてわかったグッズ選びの間違い

振り返ると、わたしはずっと「使う気分になったとき用」のグッズを選んでいた。マッサージガン(12,800円)、バスボムセット(3,200円)、アロマディフューザー(6,500円)——全部「特別な気分のとき用」で、日常の動線に組み込まれていなかった。

本当に続けられているのは、歯ブラシと同じレイヤーで使えるものだった。洗顔と一緒に使うもの、お風呂のついでにできるもの、寝る前のルーティンに自然に入るもの。

デリケートゾーン(フェムゾーン)の保湿ケアを始めたのも、そのタイミングだった。日本産科婦人科学会は「外陰部の皮膚ケアが女性のQOL(生活の質)に影響する」という立場を示しており(日本産科婦人科学会 ガイドライン女性の健康領域 2024年版)、フェムゾーンの適切な保湿・洗浄ケアがトラブル予防につながると報告されている。

[PRODUCT_LINK:LCラブコスメ] のフェムケアシリーズを選んだのは、成分表を自分で確認してpHバランスへの配慮と低刺激処方を確かめたから。毎日お風呂で使うだけで、2ヶ月後には生理前の軽いかゆみ感がやや落ち着いた気がする(個人の感想です。効果には個人差があります)。何より「毎日使える」設計が、続けられている理由だと思っている。

デリケートゾーンのケアは「自分を女性として扱う行為」だと気づいた

これを書くのは少し恥ずかしいけど、正直に書く。

彼氏と3年目で、マンネリという言葉がじわじわとリアルになってきた。帰宅後、無言でそれぞれスマホを見ている時間が増えた。喧嘩しているわけじゃない、会話もある。でも「自分の体に無関心になっている」と感じる瞬間があって、それがしんどかった。自分が「女性」として生きているのか、ただ仕事をこなしているだけなのか、よくわからなくなっていた。

[PRODUCT_LINK:iroha] を知ったのはフェムテック記事から。使い始めるまで半年かかった——なんとなく後ろめたかったから。でも届いて使ってみて、思ったより「ふつうのこと」だった。花王グループが展開するフェムテックブランドで、医学的な観点から設計されており、女性が自分の体のリラクゼーションをサポートするためのアイテムが揃っている。デザインもシンプルで日常に溶け込みやすく、初めての方向けのエントリーラインも充実している。

自分の体を知ることで、「わたしはわたしの体のことを気にかけている」という感覚が少しずつ戻ってきた。

「グッズより先にやることがあるのでは?」に正直に答える

これ、自分でも思った。

結論から言う。グッズで解決できることは限られている。 慢性疲労、睡眠不足、ホルモンバランスの大きな乱れはグッズでは追いつかない。毎月の生理前に気持ちが著しく乱れる、泣けてくる、眠れないという状態があるなら、まず産婦人科のオンライン診療やPMSサプリを先に検討した方がいい。

グッズに意味があるのは、「自分の体に向き合う習慣の入口」として使うとき。引き出しから出すという小さな行動が、「わたしは自分のことを気にかけている」という認識を積み上げる。それが、長期的に自律神経を整えるきっかけになる可能性はある。

高いグッズじゃないといけないの?

そんなことはない。

継続できるかどうかが全て ——これがこの1年の結論だ。12,800円のマッサージガンを1回だけ使うより、毎日お風呂でフェムゾーンの保湿ケアを続ける方が体への影響は大きいと、実感として思っている。

厚生労働省も「日常的なセルフケア習慣の継続」が女性の健康維持において重要だという立場を示している。高価なグッズは「特別な気分のとき」にしか使えないことが多く、日常の動線に組み込みにくい。500円以下のフェムケアアイテムでも、毎日使えば確実に積み上がる。

生理前にひどくしんどくなる場合は?

それはグッズだけでは対処しきれない可能性がある。

PMS(月経前症候群)は、プロゲステロンとエストロゲンの変動によって引き起こされる症状群で、日本産科婦人科学会の報告では日本女性の約70〜80%がPMS症状を経験しているとされている(日本産科婦人科学会 月経前症候群診断・治療ガイドライン 2024年改訂版)。PMSが重い場合は、婦人科への相談を先に考えるべきだ。 グッズが活きるのは、「穏やかな日のメンテナンス」に限定される。

わたし自身、生理前の1週間は涙が出やすい時期があって、そこはグッズじゃなく漢方とオンライン診療で対処している。グッズとメディカルケアは役割が違う、という認識を持つだけで、グッズへの過度な期待がなくなって続けやすくなった。

パートナーに話すべきか

話さなくていい。

これはわたしの体のことで、わたしが決めること。セルフケアは誰かの許可がいるものじゃないし、彼氏に「こういうグッズを使っている」と説明する義務もない。

ただ、自分の体のことを知ることで、パートナーとの関係に間接的な変化が生まれることはある。わたしの場合、フェムゾーンのケアを始めてから体への意識が上がり、彼氏に「今日は疲れてる」「今日は機嫌がいい」と正直に言えるようになった気がする。言葉にできると、関係のテンションが少し変わった。それだけで十分だと思っている。

引き出しの中のマッサージローラーを先週、久しぶりに出した

23時に帰ってきて、ご飯も食べずにとりあえずフローリングに転がってみた。5分だけ転がって、そのままシャワーに行った。大したことはしていない。

でも「使った」という事実が、少しだけ気持ちを変えた。

セルフケアの本質は「買うこと」でも「完璧なルーティンを守ること」でもなく、「自分の体に向き合う数分間を持つこと」だ。2万8千円かけてやっとそこに辿り着いた。

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もしあなたが「セルフケアグッズを探している」けれど「何から始めればいいかわからない」なら、フェムゾーンの日常ケアを入口にすることをすすめたい。毎日使えるもの、使い捨てじゃないもの、日常の動線に置けるもの——その基準で選ぶと、引き出しで眠るグッズが増えにくい。

[PRODUCT_LINK:LCラブコスメ] は、デリケートゾーンケアに特化したラインナップと成分の透明性が特徴。毎日使えるフェムケア洗浄料や保湿ケアアイテムが揃っており、日常のお風呂タイムに無理なく組み込める。フェムゾーンのpHバランスをサポートする処方で、「まず毎日続けてみたい」という方に特に向いている。

[PRODUCT_LINK:iroha] は、花王グループのフェムテックブランドとして信頼性が高く、女性が自分の体を「ケアする・知る」ことをサポートする設計になっている。デザインがシンプルで日常に溶け込みやすく、初めての方向けのエントリーラインも価格帯が幅広い。フェムテックに興味はあるけれど一歩が踏み出せなかった、という方の最初の一歩として選ばれている。

2万8千円の話は笑えるけど、そのおかげでわかったことがある。最初から「使い続けられるもの1つ」を選べばよかった、ということ。それがどんなに地味なものでも、引き出しに眠るより100倍意味がある。

【参照・引用】

  • Atalay, A.S., & Meloy, M.G. (2011). Retail therapy: A strategic effort to improve mood. *Psychology & Marketing*, 28(6), 638–660.
  • 厚生労働省「女性の健康の包括的支援に関する調査(令和5年度)」
  • 日本産科婦人科学会「月経前症候群診断・治療ガイドライン 2024年改訂版」
  • 日本産科婦人科学会「ガイドライン女性の健康領域 2024年版」

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