「片思いの諦め方」を深夜2時間検索した私が、Pairsで笑えるようになるまで

「片思いの諦め方」を深夜2時間検索した私が、Pairsで笑えるようになるまで マッチングアプリ
Image: Ryan Pouncy via stocksnap

夜11時52分、世田谷の駅ビル地下のファミマだった。

レジかごにサラダチキン(プレーン、218円)と、ストロングゼロ・ドライのレモン(349円)を入れながら、スマホの検索窓に「片思い 諦め方 女性 切ない」と打った。

IT企業のマーケ部に入って4年目、1Kで月9万8千円の家賃を払い、彼氏がいない歴は2年と4ヶ月。去年はマッチングアプリを3つ試したけど全部うまくいかなくて、12月に職場の同期が婚約を報告してきた飲み会では、乾杯のグラスを持ちながら笑顔の作り方を忘れた。

帰宅してコートも脱がずにNetflixを開いたが、何を見ていいかわからなくて、結局検索結果を2時間スクロールし続けた。

正直に言う。あの夜に出てきた記事は、全部的外れだった。

そして、「諦め方」を検索するという行為自体が、すでに罠だったと今はわかる。

「諦める」という言葉が、あなたをそこに縛り付けている

「片思いを諦める」という言葉には、前提が埋まっている。「あの人のことが好きな私が、それをやめる」という前提だ。

つまり、諦める努力をするたびに、あの人のことを思い出す構造になっている。「諦めなければ」と思うたびに、諦める対象であるあの人の顔が、声が、既読スルーのLINE画面が、頭の中に召喚される。

心理学に「白クマ実験」と呼ばれる有名な話がある。「白クマのことを考えるな」と指示された被験者は、全員が白クマのことを考えてしまう。抑制しようとする意識が、そのまま対象を強化するからだ。

「諦めなければ」と自分に言い聞かせるたびに、あの人を頭から消すどころか、何度もリフレッシュしている。「諦め方」を検索した夜に、その検索行為そのものが片思いを延命させていた——そういう仕組みになっている。

だから、この記事では「諦め方」を教えない。代わりに、本当に効く「終わらせ方」を書く。

感情が収まらないのは、意志の問題じゃない

「好きな人のことを早く忘れなきゃ」と思えば思うほど引きずる。それは意志の問題じゃなく、脳の仕組みの問題だ。

ドーパミンは「手に入らないもの」に対して最も強く分泌される。確実に手に入るものへの欲望は薄れていく。不確実なもの、届かないもの——つまり片思いの相手——に対して、脳は報酬系を爆発させ続ける設計になっている。

あなたが「なぜかあの人のことだけ忘れられない」と感じるのは、あなたの感情が特別に弱いからじゃない。あなたの脳が、完璧に正常に機能しているからだ。

ただ、その正常な仕組みに乗ったまま、2年も4ヶ月も消耗し続けているのは、もったいない。

ファミマのサラダチキンを一人でかじりながら、なぜあの人のことを考えているのか——それはあなたがおかしいのではなく、あなたの脳が正しく機能した結果だと知るだけで、少し楽になれる。

あの人が占めていた「枠」の話

片思いで本当に辛いのは、「あの人が好き」という感情そのものより、あの人があなたの頭の中の「特定の枠」を占有し続けていることだと思う。

23時に世田谷の1Kに一人で帰ったとき、「今日あったことを誰かに話したい」と思う枠。土曜の朝11時まで寝ていたら「起きた?」とLINEが来てほしい枠。誕生日の夜、自分のことを考えていてくれる人がいてほしい、という枠。

あの人への恋愛感情は、もしかしたらその「枠」への渇望が形になったものかもしれない。

だとしたら、「あの人を諦める」のではなく、「その枠を別の誰かで満たす」ことが、本当の意味での片思いの終わらせ方になる。

忘れるのではなく、上書きする。

これが実態に即した考え方だ。「諦め方」という問いに対する、正直な答えがここにある。

「新しい恋をすれば忘れられる」という半分ひどいアドバイス

よく言われる「新しい恋をすれば忘れられる」。これは半分正しく、半分ひどいアドバイスだと思う。

正しい部分:新しい人と向き合う時間と感情のエネルギーが、実際に「枠」の上書きを加速させる。これは本当のことだ。

ひどい部分:「新しい恋」は、どこかに落ちているものじゃない。出会いがなければ始まらない。去年3つのマッチングアプリで全滅した経験があるなら、「新しい恋を探しなさい」と言われても、またあの消耗を繰り返すのかと思うと体が重くなる。

だからここで、具体的な話をする。

Pairsを開いたのは、「諦めた」からじゃなかった

正直に言えば、マッチングアプリに対してもういいという気持ちはあった。去年3つ試して全部うまくいかなかったのに、またやるのかという感覚。

でも、Pairsを選んだ理由が一つある。会員数が国内最大規模(累計2,400万人以上)で、それが意味するのは「選択肢の数」だ。

出会いが少ない環境の中で何度も諦めを繰り返すより、まず「出会える母数」を増やすことが先決だと気づいた。IT企業でマーケをやっていれば、数字が変わればアウトカムが変わるという感覚はわかるはずだ。それと同じ話だ。

Pairsには「コミュニティ機能」がある。趣味や価値観のグループに参加することで、プロフィールを見る前に「この人とは話が合うかもしれない」という接点を作れる仕組みだ。職場でも友人の紹介でも届かない層と、テキストベースで繋がれる入口になる。

「また失敗するかも」という恐怖は残っていた。でも、「あの人の枠を別の誰かで満たせるかもしれない」という可能性を、一つだけ信じてみることにした。それが最初の一手だった。

withの性格診断が、意外と本質をついていた

もう一つ、withについて書く。

withはマッチングアプリの中でも「心理テスト・性格診断」に力を入れていて、自分の性格タイプと相性の高い相手が優先表示される設計になっている。

これが実際に有効なのは、「外見や年収だけでは測れない相性」を最初の段階からある程度絞り込めるからだ。マッチングして、会ってみて、「なんか違う」を繰り返す消耗が減る。

片思いを引きずっている時期に一番きついのは、「また傷つくのが怖い」という感覚だと思う。withの仕組みは、その恐怖をわずかに下げてくれる設計になっている。傷つきたくないから動かない、ではなく、傷つく確率を下げてから動く、という選択肢がある。

Pairsで母数を確保して、withで相性の精度を上げる。この二段構えで考えると、去年の「3つ試して全滅」とはアプローチが違ってくる。

「切ない」を早く消そうとしなくていい

片思いの切なさについて、最後に一つだけ書く。

あの切なさは、あなたが本気だった証拠だ。本気じゃなければ、切なくならない。記念日を数えたり、LINEの文面を何度も読み返したり、その人のSNSを深夜に見てしまったり——それは全部、あなたが真剣に誰かと向き合おうとした記録だ。

その2年4ヶ月は、無駄じゃない。本気になれる人間だということが証明された期間だ。

だから、切なさを「早く消さなきゃ」と焦らなくていい。ただ、その切なさを燃料にして、次の一手を打つ。

諦めるのではなく、動く。忘れるのではなく、上書きする。

世田谷の1Kで、深夜1時にNetflixを開いて何も見られない夜があるなら——まず、Pairsのアプリをダウンロードするだけでいい。プロフィールを書かなくても、写真を設定しなくても、「開く」という行動を一つ取るだけで、あなたの頭の中の地図は少しだけ更新される。

2年4ヶ月は長かった。でも、ここから先の時間は、違う使い方ができる。

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