Pairsで3ヶ月127マッチして会えなかった私が、7日以内に初デートできた理由

Pairsで3ヶ月127マッチして会えなかった私が、7日以内に初デートできた理由 マッチングアプリ
Image: North Lincolnshire Museum, Martin Foreman, 2016-10-11 16:05:24 via wikimedia

土曜の夜11時、世田谷の1Kのドアを開けて最初にすることは、コンビニの袋をシンクに置くことだ。サラダチキン(塩)と、レモンサワー350ml。IT企業のマーケ部で働く27歳の帰宅は、だいたいこんな感じだ。家賃9万8000円の部屋に、一人で帰る。

スマホを充電器に挿す前に、Pairsの通知を確認した。マッチングが1件。

3ヶ月で127人目だ。そのうち、実際に会えた人間は——ゼロ。

去年の秋から3つのアプリを試した。Pairs、tapple、with。プロフィールは2時間かけて書き直した。写真は友達に撮ってもらったものを使っている。それでも会えない。メッセージは続く。2週間やり取りが続くこともある。なのに会えない。

「もう少し仲良くなってから会いたい」——そう思っていた。相手にも「急かすのは失礼」と気を遣っていた。でもその「気遣い」こそが全滅の原因だったと気づいたのは、会えるようになってからのことだ。

「もう少し仲良くなってから」が、罠だった

マッチングアプリで会う前のメッセージ期間、あなたはどのくらいが「適切」だと思っている?

1週間? 2週間? 「気が合うか確認してから」?

その感覚は、マッチングアプリの構造と真逆だ。

リアルで知り合う場合、時間をかけるほど親密になる。お互いの顔を知っていて、声を知っていて、笑い方を知っている状態でのメッセージだから、積み重ねが効く。でもマッチングアプリでは話が違う。会ったこともない人間との「文字のやり取り」は、時間をかけるほど会えなくなる確率が上がる

理由は単純だ。相手は同時に複数の人とやり取りしている。2週間後に「会いましょう」と提案したとき、相手はすでに別の誰かと1回目のデートを終えているかもしれない。あるいは、単純に飽きている。「最近どう?」に返信するのが面倒になっている。

マッチングアプリのメッセージ期間は「相手を見極める時間」ではなく、「相手の熱量が冷める前に動くための、短いウィンドウ」だ。このウィンドウを「気遣い」で潰していた。3ヶ月間、ずっと。

3つのアプリで全滅した私が、毎回繰り返していたこと

当時の自分のパターンを振り返ると、毎回同じだった。

マッチングする → 相手から最初のメッセージが来る → 次の日に返す → 3日後にまた返す → 「共通点あるね」「好きな食べ物は?」「休日は何してるの?」→ 10日後、会話が途切れて既読スルー。

世田谷の1Kで、毎週土曜の夜、このサイクルを繰り返していた。3アプリ、3ヶ月、127マッチ。全滅。

何が問題だったか。メッセージのやり取りが「友達になるための会話」になっていたことだ。

マッチングアプリのメッセージは「会うための橋」であって、「友達になるためのチャット」じゃない。橋の上に家具を並べても、渡れる橋にはならない。やり取りが長くなるほど、親密になった気がする。でも「会う」という行動は起きない。むしろ、メッセージを重ねるほど「会わないこと」が既定路線になっていく。

去年12月、職場の同期が婚約した飲み会で、笑顔を作りながら「おめでとう」と言った。帰りの電車の中でPairsを開いた。「なんで私は会えないんだろう」と思っていたが、問題はプロフィールでも写真でもなかった。「会うまでの動かし方」を、まるごと知らなかっただけだった。

時間をかけるほど、「会いたい人」から「会ったことがない人」になる

with のアプリで、ある男性とやり取りしていたときのことだ。with は性格診断が精緻で、相性スコアが数値で出る。「82%」と表示された相手で、最初のメッセージから話が弾んだ。趣味も近い、返信も早い、会話のテンポも合う。

でも10日経っても、「会いましょう」が言い出せなかった。急かしたら嫌われると思っていた。「まだ早い」という感覚が抜けなかった。

11日目の夜、彼から「最近ちょっと忙しくて」というメッセージが来て、そこで終わった。

忙しいのは本当かもしれない。でも忙しい人間でも「会いたい人」とは会う。「会ったことがない人」との約束は、忙しさを口実に一瞬で消える。その差は、向こうの誠実さの問題じゃない。自分の「行動のタイミング」の問題だ。

メッセージを重ねるほど、相手の中で自分は「会いたい人」から「会ったことがない人」に変わっていく。親密さが増しているように見えて、実際には「会わない関係」が固定されていく。この逆転現象に気づいたとき、3ヶ月の全滅が完全に腑に落ちた。

「会うコツ」は気合ではなく、設計だ

では何を変えればいいか。実際に変えたのは3つだけだ。

マッチングから7日以内に会う提案をする

気合の話ではなく、設計の話だ。マッチングした日を1日目として、3〜4日でプロフィール以外の話(仕事の雰囲気、住んでいるエリア、最近の週末の過ごし方)を自然に引き出す。5日目に「今週末か来週、〇〇エリアでご飯どうですか」と提案する。7日以内に提案した場合と、10日以上経ってからとでは、相手の「いいですね」率が体感でまったく違う。相手の熱量がまだ残っている状態だから、当然だ。

メッセージは短く、テンポを上げる

長文を1通送るより、短文を3往復させるほうがいい。長い文は「読む負担」を相手に与える。短い文は「次を書く動線」を自然に作る。LINEよりチャット感覚に近いほうが、相手が「この人と話すのは楽だ」と感じやすい。メッセージの文字数を減らすことで、返信率が上がった。

「会いましょう」を相談ではなく提案として送る

「もしよければ、会ってみませんか…?」という聞き方をやめた。代わりに「来週の土曜、渋谷か新宿でランチどうですか」のように、具体的な選択肢を出す形に変えた。相手は「はい/いいえ」ではなく「どちらがいいか」を考えるフェーズに入る。この一手で、返答率が変わった。

Pairs で変わった、あの土曜日の朝

設計を変えてから最初に会えたのは、Pairs で出会った人だった。

Pairsを選んでいたのは、会員数が国内最大規模で「真剣に出会いを探している層」の母数が単純に多いからだ。母数が多いということは、条件が合う相手にたどり着ける確率が上がるということ。127マッチして会えなかったのは、Pairsが悪かったわけじゃない。使い方が間違っていた。アプリはずっと正しく機能していた。

マッチングから5日目の夜10時、「来週の土曜、三軒茶屋でランチどうですか、候補が2軒あります」と送った。返信は翌朝だった。「行きましょう」。

当日の朝、世田谷の部屋を出るとき、コンビニの袋は持たなかった。ちゃんとした格好をして、駅に向かった。

結果がどうだったかはここでは書かない。でも、会えた。3ヶ月間ゼロだったものが、設計を変えただけで変わった。それだけが伝えたいことだ。

会えない期間が続いている人へ、正直に言う

マッチングアプリで会えないのは、あなたの人間性の問題じゃない。「会うまでの動線」が壊れているだけだ。

プロフィールを50回直しても、動線が機能しなければ会えない。写真が完璧でなくても、設計が機能すれば会える。この2つは、ほとんどの「会えない女性」が逆に理解している。

with は性格診断の精緻さで「合う人」を効率よく絞り込める。相性スコアという「根拠」があることで、会う前の不安が減る。初デートに踏み出す自信が持ちにくい人には向いている。

Pairs は母数の多さで「選択肢の幅」を確保できる。どんな条件の人でも、とにかく相手の数が多い。設計を変えたうえで使うなら、最も結果が出やすいのがPairsだと個人的には思う。会員数が多い分、「合う人に出会えるまで試行できる」回数が違う。

Omiai は30代前後で真剣度の高い層が多く、「すぐ会う気がある相手」と出会いやすい。真剣交際を前提に使っている人の割合が体感で高い。

3つ同時に使う必要はない。でも、どれか1つを「設計を変えて」使ってみることには、確実に意味がある。

今夜、レモンサワーを飲む前にやること

変えることは難しくない。

今夜、マッチングしている相手に1通だけ送ってみてほしい。長文じゃなくていい。一文でいい。「来週か再来週、〇〇エリアで会いませんか」——それだけだ。

ファミマのサラダチキンを電子レンジで温める前に、1通だけ。Netflixを開く前に、1通だけ。

アプリを変えるより、使い方を変えるほうが結果は早く出る。Pairsで母数を確保しながら、マッチングから7日以内に会う設計をする。それだけで、3ヶ月全滅していた自分でも変わることができた。

もしあなたが「メッセージは続くのに会えない」状態なら、今夜この1通を試す価値がある。気遣いを捨てることが、最初の一手だ。

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