「20通ルール」は嘘だった—マッチングアプリで2年会えなかった私が気づいた、会うまでの本当のコツ

「20通ルール」は嘘だった—マッチングアプリで2年会えなかった私が気づいた、会うまでの本当のコツ ウェルネス
Image: Unknown via rawpixel

平日夜11時22分。世田谷の1Kマンション(家賃9万8千円)に帰り、玄関の電気もつけないままファミマの袋を床に置いた。今夜の夕食はレモンサワー350mlとサラダチキン——合計660円。自炊する気力は、帰宅時刻が22時を過ぎると毎回消える。

スマホのロック画面に、Pairsの通知が1件。マッチング相手からの最初のメッセージ。「お仕事何系ですか?」

*また同じところから始まる。*

IT企業のマーケティング部に勤めて4年目、27歳。マッチングアプリを3つ試して2年4ヶ月、彼氏はゼロ。去年12月、職場の同期の婚約パーティーで「おめでとう」と声に出しながら笑顔が作れなかった瞬間を、まだ引きずっている。週末は朝11時まで寝て、深夜1時までNetflixを観る。それが「休日」と呼べるのかどうか、最近わからなくなってきた。

「もっとメッセージが上手ければ会えるはず」。そう信じてコツを検索して、「20通を目安に誘うのが正解」「共通点を探して」「自己開示を増やして」——全部試した。でも今夜もこうして一人でサラダチキンを食べている。

実はこれ、間違っていた。

— マッチングアプリで「会うまで」とは、マッチング成立後からオフラインで実際に会うまでのコミュニケーション全体を指す。この段階の「構造」が、出会いの成否をほぼ決める。

「20通でデートに誘われる」という都市伝説

Brodie Vissers via stocksnap

「会うまでのメッセージは20通が目安」。この話を、一度はどこかで読んだことがある人が多いはずだ。

根拠はどこにもない。誰かが体感で言い始めて、SEO記事がコピーして、それが「定説」として流通しているだけだ。

むしろ実態は逆で、メッセージのラリーが長くなるほど「会えない」結果になるケースが増える

理由はシンプルだ。マッチングアプリで出会った相手は、あなたと同時に複数の人とやり取りしている。スマホ画面の中の文字のやり取りは毎日リフレッシュされ、昨日まで面白かったトークも今日は「まあいいか」に変わる。「いつか会いたいな」という気持ちは、放置すると減衰する。

「20通まで」は悪くない。しかし「20通かければかけるほど会いやすくなる」は嘘だ。

国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査(2021年)」では、近年婚姻したカップルのうちアプリ・インターネット経由で出会ったケースが増加傾向にあることが示されている。マッチングアプリは社会的に「出会いのインフラ」として定着した。だからこそ、その使い方の精度が結果を左右する時代になっている。

会えない女性のトーク画面に共通していたもの

Burst via stocksnap

Pairsのトーク一覧に「未返信3日」「既読スルー」「マッチングのみ」が並んでいる状態が続くなら、メッセージの文章力よりも「構造」に問題がある可能性が高い。

具体的にはこういうパターンだ。

相手「趣味は何ですか?」→自分「カフェめぐりが好きです!○○さんは?」→相手「僕はスポーツ観戦ですね」→自分「いいですね!どのスポーツが好きですか?」——

会話は続いている。でも「会う」に向かうベクトルが一切ない。相手の男性も「どこかで誘わなきゃ」と思いながら、タイミングを見失ってそのままフェードアウトしていく。

会えない原因は、メッセージの質ではなく「会う方向への提案が存在しないこと」だ。

何通目で「会いましょう」と言えばいいのか

Q: メッセージは何通続けてから会う提案をすればいい?

A: 7〜10通が目安。ただし「通数」より「話題の流れ」で判断する方が自然だ。

「カフェが好きなんですね、一度おすすめのお店に行きませんか」——共通点がひとつ見つかったタイミングで、こういう提案をするのが最も流れとして違和感がない。

逆に避けたいのは「いつか会えたらいいですね」「機会があれば」という曖昧な表現で締めること。これは「誘っているようで誘っていない」状態で、相手に判断を丸投げしている。具体的な日時と場所を提案することが、行動に繋がる唯一の方法だ。

「今週か来週の土日、○○エリアでランチかコーヒーはどうですか?」——この一文があるかないかで、結果は変わる。

「会うのは男性から」は2026年の話じゃない

ここが本質だ。

マッチングアプリで出会った相手に「誘われるのを待つ」戦略は、今の環境で機能しにくくなっている。男性も「積極的すぎると思われるかも」と躊躇するし、複数のマッチング相手がいる中で「確実に会えそうな人」を優先していく。待っているうちに、あなたの優先度は自然に下がる。

女性から先に日程を提案することは「重い」「積極的すぎ」ではなく、「誠実でわかりやすい」態度として受け取られることの方が多い。

この一文を送るか送らないかが、会えるかどうかの分岐点になっている場合がある。夜のファミマで缶チューハイを選ぶ前に、今夜のトーク画面で一行動いてみることの方が、よほど有益かもしれない。

ここで一度、整理しておく。

マッチングアプリで「会えない」状態が続く原因の大半は、メッセージの質ではなく「会う提案のタイミングと構造」の問題だ。7〜10通のあたりで自分から具体的な日時・場所を提案すること——この一点だけで、会えるまでの速度と確率は変わる。

「女性から誘ったら引かれる」は本当か

Q: 女性から「会いましょう」と言うのは、積極的すぎて引かれる?

A: マッチングアプリという場の文脈では、引かれることより「好感度が上がる」ケースの方が多い。

そもそもマッチングアプリは「会うことを前提に登録している場所」だ。会う提案はその場の文脈に完全に沿っている。

「積極的な女性が苦手」という男性もいる。しかしその場合、そのタイプとはそもそも相性が合わない可能性が高い。合わない相手と長いやり取りを続ける時間コストの方が、断られるリスクよりずっと高い。

待つことで消耗するエネルギーを、新しい出会いに使う方が正しい。

2週間経っても会えない相手への判断軸

メッセージが続いているのに会えない状態が2週間以上続くなら、それは「時間泥棒」の可能性が高い。

返信はくるが「忙しくて」「来月なら」「そのうちぜひ」を繰り返す。このパターンは、相手が会う気のないまま「話し相手」としてキープしている状態に近い。

判断軸はシンプルだ。「2週間以内に会う提案が具体的に進まないなら、次の人へ」。

夜11時にファミマから帰って、同じトーク画面を何度も開いて消耗するエネルギーを、新しいマッチングに使った方が圧倒的に効率がいい。3つのアプリを同時に開いていた2年間で最も痛感したのは、「待ち続けることの時間コスト」だった。

断られたときの「正しい受け取り方」

Q: 会う提案を断られたら、どう立ち回ればいい?

A: 一度断られても即終わりではない。代替案を一度だけ出してから、判断する。

「今週は難しいです」という返答は、必ずしも「会いたくない」ではない場合もある。だから「じゃあ来週末はどうですか?ランチかコーヒーで」と、一度だけ具体的な代替案を出してみる。それでも曖昧な返答が続くなら、そこで判断する。

大切なのは、断られることへの恐怖でアクションを止めないことだ。

会えないまま消えていく相手との時間の方が、長期的には消耗する。断られた=「その人との縁がなかっただけ」と割り切る判断力が、マッチングアプリで結果を出す上で最も重要なスキルかもしれない。断った相手に固執して深夜1時まで画面を見続けるより、次のマッチングに切り替える方が、2年4ヶ月のループを終わらせる近道だ。

PairsとwithTT—本気で始めるなら

アプリを3つ並行して中途半端にやるより、1〜2本に絞って本気でやる方が結果が出やすい。

[PRODUCT_LINK:Pairs] は国内最大級の会員数が最大のメリットだ。真剣度の高い会員が比較的多く、プロフィールの詳細設定(職業・年収・価値観・将来観)が充実しているため、会う前に相手の人物像を把握しやすい。「どこから始めていいかわからない」状態なら、まずPairsに課金して3ヶ月だけ本気でやる期間を設けることを推薦する。選択肢の多さは、諦めない理由になる。

[PRODUCT_LINK:with] は性格診断によるマッチング精度が特徴だ。趣味の一致だけでなく「思考パターンや価値観の近さ」でマッチングするため、会ったときの「イメージと違った」が起きにくい。メッセージのテンポが軽く、会うまでのやり取りが短い傾向がある。Pairsと並行して使うなら、withが相性のいい組み合わせだ。

どちらも無料登録から始められるが、メッセージを自由に送れる有料プランに入ることが、結果を変える第一歩だ。

今夜のレモンサワーを「転換点」にするために

夜11時22分、世田谷の1Kでレモンサワー350mlを一人で飲みながらスマホを見ている——その時間を否定したいわけじゃない。

ただ「変わりたい」と思う夜なら、今夜のトーク画面で一歩動いてみることが最初のコツだ。

メッセージを上手く書こうとするより、7〜10通のあたりで「今週か来週、○○エリアでコーヒーかランチでもどうですか」と一行送ること。断られたらそれだけのこと。会えたら何かが変わる可能性がある。その繰り返しだけが、2年4ヶ月を変える。

もし本気でマッチングアプリを使い直すなら、[PRODUCT_LINK:Pairs] から着手することを推薦する。会員数の多さは選択肢の多さに直結し、プロフィールを一度丁寧に整えることで出会いの質が変わる。

*参考情報*

  • 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」(2021年)
  • Pairs 公式サイト(会員属性・機能情報)
  • with 公式サイト(性格診断マッチングの仕組み)
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